「世界には、なぜこんなにも格差があるのか」 ピュリツァー賞受賞作がついに映像化 人類が誕生してからの歴史をたどる時、ある大きな謎にぶち当たる。世界はなぜ均一ではないのか。地域間の格差がある理由は何か。 アフリカ、ヨーロッパ、アジア、南北アメリカ、オセアニア・・・・。 人類は世界各地で多様な社会を築いてきた。21世紀の現在、高度な工業社会に暮らす人々もいれば、伝統的な農耕牧畜生活を続ける人々、さらには数千年前から変わらず狩猟採集を暮らしの基盤とする人々もいる。そして、ある文明に属する人々は征服者となり、その一方で、ある文明に属する人々は征服されてきた。 米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校教授、ジャレド・ダイアモンドはその謎の答えを求め続けてきた。専門とする地理学者の立場だけでなく、分子生物学、進化生物学、考古学、文化人類学など、幅広い分野の最新の研究をもとに、世界各地を旅し、一冊の著作にま