【川田俊男】原子力規制委員会は30日、東京電力福島第一原発4号機の使用済み燃料プールから、核燃料を取り出すための計画を認可した。東電は11月中に作業を始める予定。 4号機の原子炉建屋には使用済み燃料を含む約1500体の燃料があり、東電はクレーンでつり上げて取り出し、トレーラーに載せて敷地内の別の建物の共用プールに移す。昨年7月に2体の燃料を試験的に取り出しており、今回、本格的な作業に着手する。 規制委はこの日、燃料の落下防止や落下した場合の対応、共用プールに移した後の貯蔵などに関する東電の計画を適切と判断した。