日本は日本国憲法によって、国家権力を国会、内閣、裁判所がそれぞれの権限を持ち牽制し抑制し合う権力分立の仕組みをとっています。大日本帝国憲法でも権力分立仕組みはとられていましたが、あくまで天皇を補佐する機関としての仕組みでした。現在は主権は天皇ではなく国民にあり、国民の権利と自由を守るための統治機構になっています。 図には出ていませんが、日本には天皇が存在します。戦前には憲法上は主権を持ち、大権が与えられていましたが、戦後の日本国憲法では「日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は主権の存ずる日本国民の総意に基づく」と規定され、主権を持っている日本国民の意思によって、わが国の象徴的地位に就いていることが規定されました。また、皇室に関する規定は「皇室典範」に定められているのですが、これも戦前と異なり、現在では国民が選んだ議員で構成する国会の議決で定める法律となっています。ちなみに