「わきみず・めざし・いなかみち」。このランダムな3つの単語の組み合わせが、実は筆者が今執筆しているロケーションを表す「住所」だ。 この変わった「住所」は、英国ロンドンに本社を持つスタートアップ企業what3wordsが開発した、新しい位置情報テクノロジー。全世界を57兆個の正方形に分割し、ランダムに割り当てられた3つの単語で特定の3メートル四方の場所表すという、今までになかったシンプルな住所の仕組みである。 そのwhat3wordsが11月上旬、ソニーのコーポレート・ベンチャー・キャピタル「ソニーイノベーションファンド」から資金調達を受けたという連絡が入った。同社のプレスリリースによると、ソニーは、機械に正確に位置情報を音声入力することができるwhat3wordsの技術の、自動車分野など様々なデジタルプラットフォームでの活用の幅に期待しているようだ。 きっかけは音楽業界での経験 連絡をくれ