日本で最も人気の高いスマートフォンである、アップルのiPhoneシリーズ。これまでiPhoneを販売できるのは、販売力のある大手キャリア(通信事業者)に限られてきた。ところが最近は、MVNO(仮想移動体通信事業者)でもiPhoneを扱うケースが増えている。アップルと直接取引のないMVNOが、どうやってiPhoneを調達しているのだろうか。 iPhoneを正規に扱えるのは大手3キャリアのみ 「iPhone大国」と言われるほど、日本におけるiPhoneシリーズの人気は高い。特に10代、20代といった若い世代からの支持は絶大で、スマートフォン販売数の半数近くをiPhoneが占めている。 それだけに携帯電話会社にとっては、iPhoneを取り扱うか否かが競争力を大きく左右する。過去を振り返っても、顧客の流出が続いていたKDDI(au)は2011年の「iPhone 4S」の販売を機に人気を回復したし、