ブックマーク / kanehiro-sakae.hatenablog.com (20)

  • 「ヨッシャ!」恋しや - ささやかな幸せを求めて

    投票所の恐怖 折角の10月最後の日曜日なのに残念ながら関東地方は雨である。('ω') 今日は折しも「第49回衆議院選挙」の投票日でもある。 ネットニュースの速報によると、午前11時時点の投票率は前回衆院選を約1%下回る「11.3%」だという。 日の有権者数は105,622,759人(1億562万2759人)らしいので、午前11時時点で、ざっと93,687,387人(9千368万7387人)の人達が「あぁ、面倒くさぁ~」と思ったのではないかと推察される。 多分に自意識過剰が原因であろうが、一挙手に注目される様は「お焼香」に似て極度に緊張する。 因みに私は投票所が苦手ある。 投票所のあの張り詰めた空気が私に極度の緊張を与えるのである。 居並ぶ事務方の区役所職員に「投票券」を渡すと、お姉さん(お兄さんの場合もある)が住民台帳と突合し、正当なる有権者かどうかを確認する。 それが終わると横への移動

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    suoaei 2021/10/31
  • 哀愁の追分 - ささやかな幸せを求めて

    江差の考察 ♪大島小島のあい通る船はヤンサノエー 江差通いかなつかしや 北山おろしで行く先ゃ曇るネー 面舵頼むよ船頭さん ♪ 読者諸兄には殆どなじみのない歌詞だと思うのだが、これぞ民謡の王様と称される「江差追分」前唄の一節である。 この歌詞を見て大きく頷き、膝を打ったそこの諸兄はかなりの「民謡通」と見ましたが如何でしょうか? 「正調・江差追分」は歌い継がれ分化し、民謡界の巨人となった。 父がまだ家長として現役を張っていた頃、親類縁者が集った小宴で十八番(オハコ)にしていたのがこの「江差追分」であった。 人は十八番と称して、宴たけなわで披露したがるのであるが、母に止められ、祖母にたしなめられして、どんどん先送りになり、胡坐をかいた父が意を決し、うつむき加減に「♪大島小島・・・」と始めると、それがお開きの合図となるのであった。 身体を前後に揺らしながら、皺枯れた声で唄う父の江差追分は、子供心

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    suoaei 2021/09/29
  • 胸に手を当てて! - ささやかな幸せを求めて

    「不思議の国」の考察 お盆からの大雨が一段落したと思いきや、ここ数日はモワモワとした不快な暑さが列島を包み込んでいる。 そんな中、パラリンピックで来日した外国人記者が国に送った「日レポート」が大変興味深い。 『体温と等しい外気温に、90%を超える湿度が追い打ちを掛ける・・・日の夏はひたすら過酷であり、この環境下で競技を行わなければならないアスリートは当に気の毒である』 『しかし日は、オリンピックに備え世界に類を見ない飲料供給システムを確立、多くの大会関係者は様々な飲料を簡単に入手出来るようになり喜んでいる』と・・・。 何のことは無い・・・記者は全国何処に行っても無数にある自販機に驚き、喜び、興奮してレポートしていたのだ。( ゚Д゚) 日の誇る小型商店「自販機」生鮮料品から下着に至るまで、守備範囲は広い日国内には「自販機」と呼ばれるベンダーマシンがなんと540万台も有り、その

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    suoaei 2021/08/29
  • 負けるもんか! - ささやかな幸せを求めて

    「水の泡」の考察 東京オリンピックが無事(?)閉幕した。 選手達の激闘に、共に涙し、喜びを分かち合った方々も多いのではないだろうか・・・。 しかし、今回もいろんな人がいたなぁ~(´Д`) この機に名前を売って一旗揚げるつもりで来日したのに、競技にさえ出場できない事が判明するや、急遽「出稼ぎ人足」と化すため、選手村から逃亡したなどという事件も有り、悲喜交々の人間模様が交錯した。 この人気のところが怖い!150万のお味は如何? このところ寝不足で、呆けた私を激しく刺激してくれたのが「河村たかし」名古屋市長である。 トヨタの配慮で報告に訪れたソフトボール日本代表後藤希友選手の金メダルに、いきなり「嚙みついた」という例の事件だ その瞬間から世界中を敵に回し、ボコボコに叩かれた市長は、遂に「三月分の給与返上」を申し出て、世間の許しを請う羽目になった。 ほんの出来心とは言え、一口で150万円は随分高

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    suoaei 2021/08/17
  • 流しまっせ! - ささやかな幸せを求めて

    「流し」の考察 日人ほど「流す」事が好きな国民はあるまい。 何んでもかんでも「水に流して」しまう、この潔さが大和民族の身上だ。 万年水不足に喘ぐ「ゴビ砂漠」辺りの人達には、とても真似のできるものではない。 流すと言えば、先ず「川」を想像する諸兄も多いのではなかろうか? 年間降水量が多く、山岳地帯が平地の直ぐ側まで迫っている事で、日の河川には、「短く」・「早く」・「数が多い」という特徴がある。 此処でうつむき気味に頬を染めた諸兄は、少々穿ちすぎである・・・猛省を促したい。(´Д`) 兎に角、日人は古来より、川と共に生きて来たのである。 「奥入瀬川」青森の至宝である。十和田湖から流れ出る水は鮮烈この上ない。 ゆく河の流れは絶えずして、 しかももとの水にあらず よどみに浮かぶうたかたは かつ消えかつ結びて 久しくとどまりたるためしなし 鴨長明は晩年、京の洛外に一丈四方(方丈)の小庵をむすび

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    suoaei 2021/08/07
  • 叫べども届かず。 - ささやかな幸せを求めて

    「きゃぁぁぁぁ~」の考察 女性の運転は賑やかである。 男性のそれとは随分趣を異にする。 『あ、信号が変わる、早く早く! あぁ~ほら、変わっちゃった! 』 『あ、●●さんだ。あの人って面白い人ですよねぇ~、でも私はちょっと苦手だなぁ、挨拶する時、目が笑っていないんだもん』 次から次へと言葉が飛び出し、助手席で聞いていると、さながら街中のライブ中継のようだ。 感性豊かと言っていいのか、今まさに一緒に見ている事象を、更に実況してみせるのである。 もしかして「目と口が直結」しているのではないかと、思いつつ、そっと横顔を窺がう。(-ω-) TVドラマなどを一緒に観ようものなら、この忙しいライブ中継に加えて、ドラマの進展への憶測やら、『あの人怪しいなぁ~、そう思いませんか?』 質問疑問が次々飛び出した挙句、終いには涙など流しながら、『あー面白かった、来週が楽しみだわぁ~』と来る。 この人は一体いつTV

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    suoaei 2021/07/27
  • おらが殿様 - ささやかな幸せを求めて

    不自由の考察 妙な国である。 国体を構成する「宮内庁」という公的機関が、広く一般国民から「短歌」を募り、「歌会始」と称して一陽来復の新春を寿ぎ、歌の腕前を競い合うという。 世界広しと言えども、これほど優雅に春を祝う国は有るまい。 歌会始と聞くと、僅かながらも胸をざわつかせるものが有る。 皇居歌会始とは比べるべくも無いが、我が父は半世紀もの間、市の広報に愚にもつかない「川柳」を投稿し続けて悦に入っている。 そのくだらなさで一頭群を抜く出来栄えに、家族は都度肝を冷やし、思い止まるよう説得するが、既に耳は遠く、独断と専行は続くのである。 毎月、「市報」の配布から暫くの間、近隣の目は冷たい。(-ω-) ところが無責任な近所のお婆ちゃん達が老人会の場などで『新聞に掲載されるなんて・・・あんた生半可な知識人じゃないわよぉ~』等と持ち上げたものだから、もう大変。 火に油を注ぐとはこの事である。 ある年か

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    suoaei 2021/07/17
  • その言い方は無いでしょ~! - ささやかな幸せを求めて

    物は言い様の考察 目下「ぬか床」の育成に夢中である。 近年の発酵ブームに乗り「無印良品」でも特設コーナーを設えるほどの大ヒット商品となっているのが「発酵ぬか床」である。 やや硬質のビニール袋に、既に「発酵済みの糠」が入っていて、好きな野菜を入れたら、チャックを締めてそのまま冷蔵庫へ。 キュウリなどは半日もあれば程よく酸味を湛え、どこに出しても恥ずかしくない、立派な「ぬか漬け」となる。 暗闇で何十億とも知れぬ「乳酸菌」が手をつなぎ、励ましあい、力を合わせて懸命に「発酵」に勤しんでいると思えば愛おしくさえあるのだ。 ぬか床と言えば、臭くて、ニチャニチャした「気持ちの悪い物の頭目」であったが、現代版のぬか床は「臭くない」のである。 私が少し目を離した隙に、技術の日進月歩は「糠業界」にまで及んでいたのであった。 しかし、如何な日進月歩を果たしたと言え、うっかり人前で『なかなか可愛いですよ』なんて言

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    suoaei 2021/07/10
  • 忘却無用! - ささやかな幸せを求めて

    我利我利の考察 夏は「ガリガリ君」が旨い。 ガリガリ君と言えば、ご存知埼玉の星「赤城乳業」が製造する、氷菓界の巨人である。 さまざまな味のバリエーションを揃えながらも、いまだに一70円という価格を維持し、国民の負託に応えようという「公の心」を宿した「君子」でもある。 発売から30年、年間の販売数は「4億8千万」。 なんと国民一人当たり年間「4」を口にしている、まさに日の夏を象徴する「国民」と言えよう。 「ガリガリ」と書くと、とても爽やかな話題となるが 「我利我利」と漢字をあてた途端に、にわかに風向きが怪しくなるから不思議である。 この我利我利は、後に「亡者」を従え、『他人の事はお構いなく自己の利益だけを求める人』を指す言葉となる。 夏はガリガリ、冬はネギ。渋沢栄一の故郷深谷市は美味いものあるっぺよ~ 「我利我利亡者」と言えば、先頃中國共産党が「結党100周年」を迎えたらしい。

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    suoaei 2021/07/03
  • 穴が有ったら入ってなさい! - ささやかな幸せを求めて

    劣化の考察 「劣化」が止まらない まさに大崩落である。 また訳の分からない事を言い出したと訝(いぶか)る諸兄の前に、間もなく「猛烈劣化」の正体が明かされる。 長きにわたり日の行政を支えてきた、優秀な公務員諸氏であるが、ここに来て「King Of 公務員」とも言える「キャリア官僚」の劣化が止まらないのである。 1936年に建立された国会議事堂 「伏魔殿」かはたまた「希望の府」か。 日、事もあろうに立法府の総山である「国会議事堂」内の女性用トイレで「盗撮」に及んだ容疑により、20歳代の経済産業省官僚が逮捕された。 国会議事堂でねぇ・・?(´Д`) 世の中には色々な趣味人がいるものだと半ば感心していた矢先に、今度は「家賃支援給付金」不正受給の詐欺容疑で、これまた20歳代のキャリア官僚2名が逮捕されたのだ。 家賃支援金と言えば、コロナ経済対策として「経済産業省が主管」していた制度のはず。 ま

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    suoaei 2021/06/26
  • 深ぁ~い話 - ささやかな幸せを求めて

    化石は生きていた ちょっと強面で、見方によっては「グロ」い。 「生きた化石」と呼ばれる絶滅危惧種は数々あれど、滅多にお目に掛れない、東の正横綱に「シーラカンス」がいる。 「古代デボン紀」に現れ、世界中の淡水域や河口などの汽水域において大繁栄を遂げた魚類で、比較的多く出土する化石によりその存在は知られていた。 世紀の大発見とされたシーラカンス。現在の住環境が安定し過ぎていたため殆ど進化の形跡がない。まさに「生きた化石」である。 猛きものついには滅びぬ・・・6500万年前の隕石落下による「生物大量絶滅」と時を同じくして、古代の地層からその姿を消した。 ところが「1938年」、長らく絶滅したものと考えられていたシーラカンスが、南アフリカの北東海岸「チャルムナ川沖」にて偶然捕獲され、その生存が確認された。 捕獲時には刺し網に掛かり、まだ口をパクパクさせていたようだが「ご無沙汰しました」と言ったかど

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    suoaei 2021/06/19
  • 裏の顔 - ささやかな幸せを求めて

    苦節50年の考察 些か怖い話になる。 それは近代に於いては「橅」、古くは「山毛欅」という漢字が当てられていた。 これらの字を見て、即座に「ブナ」と読み下した諸兄には先ず拍手を送りたい。 重量が重く、腐朽しやすい為、建築材としてあまり用途が無かったので、「木」へんに「無」という不名誉な字が当てれれてしまったようだ。 これがカタカナで「ブナ」と表記されだした頃、白神山地のブナ原生林が「ユネスコ世界自然遺産」に登録されたものだから、ブナを取り巻く世間の目は一変する。 幼少期の不遇をスネて世を儚んでいた女性(21歳)が、銀座で「源氏名」を得て、突如輝き出したようなものである。 ・・・・ん、違ったかなぁ? (´Д`) 一見静かな森であるが、ブナの「裏の顔」を見た時に戦慄が走った。 ブナの成長は遅い。 広葉樹林の中で細々と40年、目立たず、誰に後ろ指をさされるでも無く、静かにその時を伺う・・・。 とこ

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    suoaei 2021/06/13
  • ドルゴルスレンギーン・ダグワドルジの無念 - ささやかな幸せを求めて

    ブラックヒーローの考察 「黒」には不思議な魅力がある。 それは自ら輝きを放つ光の魅力では無く、全ての光を呑込む「ダークサイド」の魅力と言っていいのだろう・・・。 我が日にも、遠くは泥棒界の大立者「石川五右衛門」から始まり、幕末では「新選組」、近世では政界に於ける「田中角栄」に至るまで、数は少ないが「黒い人気者」がいた。 正義の「光」とダークサイドの「闇」は事物の表裏である 此処でブラックヒーローを語るには、先ず「定義」しなければならないが、これには厳しい「3条件」が付される。 ①.先ずは他を寄せ付けない程の「圧倒的な力」が有る事だろう。 ②.次に「恐い、若しくは悪党面」である事。 ③.最後に「人気が有る」事。 私の場合はこの3条件の全てが無い。(ーー;) 従ってブラックヒーローではなく、唯のオジサン(50才)ということになる。 ・条件の①が欠けると 「弱い、三枚目、人気がある」 → これ

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    suoaei 2021/06/05
  • 天才の不可解 - ささやかな幸せを求めて

    「時」の考察 それは古い古い記憶である 実家の大黒柱には「SEIKO製の柱時計」が掛かっていた。 ゼンマイ式の時計であるため、5日も経つと動かなくなる。 4日目の朝、大きなネジ回しを差し込み20回程バネを巻上げ、NHKの時報に分針を合わせるのは祖父の仕事である。 まだ各人が腕時計など持てなかった時代、大黒柱の上で堂々と時を告げる柱時計は、家族全員の「司令塔」であった。 親子三世代11人の大家族は、共通の「時」を持っていた。 生活の全てが「時間」によって支配されている......と思っていた。 我々の生活の全てを支配する「時間」 これを自由に操れたら、忽ちアメコミのスーパーヒーローだ。 ところが、事もあろうに『時間は無い』などと言い出した「たわけ者」がいる。 これが「群馬のヤンキー」なら、大渇した挙句、泣くまで60進法の勉強をさせて帰すのだが・・・。 言い出しっぺが、ホーキンス博士の再来とま

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    suoaei 2021/05/29
  • 遥かなる旅路 - ささやかな幸せを求めて

    能の考察 月日は百代の過客にして行きかふ年もまた旅人なり 舟の上に生涯を浮かべ、馬の口とらえて老をむかふるものは 日々旅にして旅をすみかとす 古人も多く旅に死せるあり・・・。 言わずもがなだが、俳人松尾芭蕉が記した日最古の紀行文「奥の細道」の序文である。 芭蕉の旅への憧憬や、狂おしいまでの渇望が、読み手の情動をも刺激する。 「俳聖」松尾芭蕉 元禄2年3/27日から5ヶ月、約2,400kmの旅であった 旅に出たい・・・。 なにも芭蕉だけがそう思った訳ではない。 「旅」は600万年前、アフリカ南部ボツワナで生まれた4匹の原人から脈々と受け継がれた「人類の能」なのである。 能は「海馬」という脳組織に刻まれるという。 海馬は外部から入ってきた「情報」を不要なものと、保管すべきものとに選別をする重要器官である。 能である「旅」を封じられた。人類への弊害は如何に? 移動を生業とする、タクシー

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    suoaei 2021/05/23
  • 八十里腰抜け武士の越す峠 - ささやかな幸せを求めて

    スゴイ男への考察 越後人の気骨が伝わる面魂に「ラストサムライ」の片鱗を見た標題の句と、この写真を見てピンと名前が浮かんだ諸兄は、かなりの「歴史通」と推察する。 直ぐには思い出せなくても、「どこかで見たこと有るなぁ・・」という諸兄の為にヒントを申し上げよう。 吉興業の重役「アホの坂田」こと坂田利夫・・・ではない。 見方によっては似ていなくも無いが、この男はもっとスケールのデカい「笑われ者」であった。 この異相とも言える程の、面魂を持った男の名は「河井継之助(つぎのすけ)」と言う。 ここでハタと膝を打った諸兄は、かなりの「司馬遼太郎通」と推察するが、如何でしょうか? 智の巨人、司馬遼太郎が「峠」という作品を通し、人物愛をこめて描いたのが「幕末の風雲児」と呼ばれた、越後長岡藩の執政「河井継之助」である。 智の巨人が次代を担う若者に問う、人生で越す「峠」の意味とは・・・。 当時の長岡藩は小藩であ

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    suoaei 2021/05/15
  • ヒゲの災難 - ささやかな幸せを求めて

    日陰者の考察 世の中は理不尽である。 どれほど人に害為す訳でもないのに、意味もなく疎んじられ、のけ者にされる悲しい日陰者がいる。(-_-メ) その日陰者のひとつが「ヒゲ」である。 名は体を表すというように、近年「ヒゲ」と仮名で書かれることが、そもそも地位の下落を端的に表している。 その昔、社会的地位ある人々の顔を堂々と飾った時代には「髭」という立派な漢字が当てられていたのだ。 これほどまでの地位急落は、裏で何者かが策略を巡らせているに違いない。 かつて「髭」は男の顔を飾る「華」であった。 事実私が「アゴ髭」を蓄えた時には、友人、知人、親戚、家族、まさに諸人こぞりて「オーマイガァ」、「似合わない!」、「笑えるぅ~!」「どしたの?」「誰か止めななかったの?」「何で?」等々、心無き雑言を浴びせかけられたのであった。 「無精ヒゲ」ともなれば、更にキワ物扱いされ、ダメ人間の「のぼり旗」のような言われ

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    suoaei 2021/05/09
  • 「おおおおぉぉぉ〜」の効能 - ささやかな幸せを求めて

    幸福感の考察 神々しささえ感じる雄大な立山連峰の遠景 雄大な自然 美しい花々 匠たちの超絶な手業 「おおおおぉぉぉ〜」とは、人が何かに大きく心を動かされた時、思わず知らず溢れでる感嘆詞である。 何故かは知らぬが、この感嘆詞が口を突いて出た時には、その後気持ちがスーッと軽くなるのだ。 私の中に何となくそういうものだとの経験則はあったが、それは実にフワフワとした頼りない感覚でしかなかった。 ところが、世の中には偉い人が居るものである。 カリフォルニア大学デイビス校の心理学者Dr.ロバート・エモンズは、「特定の感情」についての「日記」を継続的に付けさせた8歳から80歳までの1,000人を調査した結果、以下の顕著な効果が確認できたのだと云う。 [身体的効能] ・免疫力アップ [心理的効能] ・楽天性や幸福感の高まり [社会的効能] ・より他者を助け、寛容で、慈悲深くなる 日記のテーマとなった特定の

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    suoaei 2021/04/26
    栄さん、いつもありがとうございます。
  • うっせぇわ - ささやかな幸せを求めて

    流行歌の考察 どうも最近の歌に馴染めない。 一時は加齢現象かと諦めていたが、最近極端に違和感のある歌に出会い、確信に変わった。 こんな歌は嫌いだ。(T_T) 曲調はハードロックなのだが、そのヴォーカルと歌詞がなんとも凄まじい。 明らかにうら若き女性の声だが、「うっせぇ、うっせぇ、うっせいわ」と何かに取り憑かれたように連呼する。 確かにテンポも良く耳に残る。 だが、その怨念のはけ口のような歌いっぷりに、目新しさと面白さは理解できても、我が同胞80兆の細胞が全力で忌避するのだ。 万物には波動が有り、音はまさに「波」である。 人の好嫌の情は様々、他人の趣向をとやかく言うつもりは毛頭ないのだが、自分の細胞たちをこの歌の波動に晒したくない。 目に見えないものの中に「心」という「人の質」があるならば、我が情操は快い波、心を打つ波に揺らせて育みたいのもである。 まぁ、こういう事をしたり顔で言う親爺に向

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    suoaei 2021/04/19
    金広 栄さん、いつもありがとうございます。
  • 日出る国へ - ささやかな幸せを求めて

    神話の伝承 これが「常陸出雲大社」  神殿を飾る大しめ縄がご家を偲ばせる。神世の昔、大国主命(オオクニヌシノミコト)という偉い人が、自分が奮闘の末建国した、葦原の中国(アシワラノナカツクニ)を、天照大御神(アマテラスオオミカミ)というもっと偉い人に譲ったらしい。 「対価は何だったか」などと下衆の勘繰りは無用に願いたい。 何せ神々の為せる事は神掛かっていて当然。 兎に角、譲ったのである。(^^♪ この葦原の中国は高天原から見ると「黄泉の国」の入口に在ったので、後世の天尊族は、「日沈むる国」島根県の出雲地方に大社を建立し、大黒様(大国主命)をこの日国の「建国の父」として祀ったのである。 沈む夕日が祀られたなら、日の出だって祀りたくなるのが人情というものである。 そんな人の情にきっちりと応えるのが大和民族の繊細さというものである。 折角祀るなら、語り種になるような物語が欲しいと思うのも、これ

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    suoaei
    suoaei 2021/04/16
    金広 栄さん、読者登録ありがとうございます。
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