ホトトギスは、ユリ科ホトトギス属の多年草で、日本や台湾、東アジアに分布しています。 日本では、太平洋岸の日陰の斜面や岩場に自生していて、湿り気のある場所を好む山野草です。 斑点模様の花で、花色は白、紫、ピンク、黄で、開花期は8~11月です。 落葉性で、寒くなると地上部は枯れて休眠しますが、春には新芽を出します。 丈夫で、こぼれ種でもよく増えます。 ホトトギス 大虹 ホトトギス 紫酔
庭で雑草を抜いていたら、白い小さな花を見つけました。 ナスやホオズキの花によく似た、イヌホオズキの花です。 イヌホオズキは、ナス科ナス属の一年草で、世界中の温帯から熱帯にかけての地域に分布し、日本でも全土に生息しています。 道端や空き地、庭などでよく見られます。 イヌホオズキの名称は、役に立たないホオズキということで、名付けられたとのことです。 1㎝程の白色の花が、総状に5~10個付きます。 開花期は7~10月です。 実は未熟の時は緑色で、熟すと黒くなります。 全草にソラニンを含み、有毒です。 しかし、全草を乾燥したものを、漢方で竜葵と呼び、解熱剤や利尿剤として用いられます。 イヌホオズキの花 イヌホオズキの未熟な実
ミセバヤは、ベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属の多肉植物で、原産地は香川県小豆島ですが、古くから園芸用に栽培され、全国各地にみられます。 和名の見せばやは、高野山の僧がこの花を見つけ、歌の師匠に、「君に見せばや」と詞を添えて贈ったことに、由来するとのことです。 草丈は20~30㎝ほどで、茎の先端にピンクや紅色の小さな花を咲かせます。 開花期は10~11月ですが、気の早い花が早くも咲き始めています。 葉はぷっくりとした丸い形で、水分を貯える性質で、乾燥に強いです。 秋に紅葉して紅色になり、冬に落葉します。 暑さ、寒さに強いです。 多湿には弱く、梅雨の時期には、雨のあたらない場所へ移動する必要があります。 8月初旬 花芽ができています。 8月下旬 花芽が赤く色づいてきました。
9月に入り、秋ジャガの植付けをしました。 ジャガイモは、冷涼な気候を好み、暑さには弱いので、植付けは猛暑を避け、涼しい場所で芽出ししてから行います。 しかし、まだ、地温が高いのでジャガイモを切って植えると、腐ってしまう恐れがあるため、切らずに丸ごと、種イモを使います。 30~40㎝間隔で、深さ15㎝程の穴を掘り、植えていきます。 今回、さんじゅう丸、ドラゴンレッド、ながさき黄金の3品種を植えました。 収穫は、11月下旬ごろになります。 ジャガイモを等間隔に並べ、15㎝ほどの深さに穴を掘って埋めます。 さんじゅう丸 病害虫に強い、収量が多い、外観が良いの3つの優れた特徴から、さんじゅう丸と名付けられたとのことです。 皮色 白黄 皮は滑らか 形 卵形 肉色 淡黄 やや粘質で煮崩れしにくい。 でんぷん価 9~10% 肉じゃが、煮込み料理に合う。 ドラゴンレッド アントシアニンを豊富に含んだ、赤
トチノキが近くの公園や車道の街路樹として、植えられています。 車道に植えられた街路樹のトチノキは、強剪定され、小さくまとまっていますが、公園のトチノキは枝を大きく広げ、堂々とそびえ立っていて、同じ種類の木とは思えないほどです。 トチノキはムクロジ科トチノキ属の落葉広葉樹で、原産地は日本、中国です。 樹高は20~30m、径1mにもなります。 5~6月に白い花が咲き、8~9月にかけて熟した実が落下します。 実は古くから食用に利用され、縄文時代の遺跡からも種子が出土しています。 皮は硬く、種子を包んでいて、種子は栗に似た見た目で、艶があります。 ただ、トチノミはアクが強く、丁寧なアク抜きが必要です。 アクを抜いた種子は、もち米と一緒について、トチ餅として食べられます。 以前、おじいさんが山で採ってきたトチノミで、トチ餅を作り、味わったことがありますが、アク抜きがとても大変だという話を、聞いた記憶
フランス産のカボチャの種を入手し、育てていましたが、夏物野菜の片づけに併せ、支柱の網に絡んでいたカボチャのつるを外し、撤去しました。 スイートダンプリングという品種で、古くからフランスで栽培されてきたカボチャです。 直径10㎝ほどの小さなティーカップのような形で、アイボリーの外皮にグリーンのストライブが入り、可愛らしいカボチャです。 外皮の色は、オレンジ色を帯びるものもあります。 果肉はオレンジ色で、甘くて柔らかく、詰め物料理に向くということです。 収穫は8~10月で、1苗に平均で8~10個の実が付くということでした。 4月にポットに種を蒔き、5月初めに苗を畑に移植しました。 小型のカボチャなので、支柱の網にツルを這わせるようにしました。 5株植え、順調に成長し、ツルを伸ばしました。 7月に入ると、たくさんの実を付け始めました。 しかし、7月の長梅雨と8月に入っての豪雨で、ほとんどがだめに
公園に植えられたヤマボウシの実が熟し、鳥が来て啄んでいます。 地面にも、ずいぶん落ちています。 ヤマボウシは、ミズキ科ヤマボウシ属の落葉高木で、原産地は日本、朝鮮半島、中国で、日本では本州から九州にかけて、自生しています。 樹高は10~15mで、庭木、公園樹、街路樹として利用されます。 和名は山法師で、花を僧侶の頭と頭巾に見立て、頭巾を被ったような姿から、名付けられたとのことです。 初夏に、白やピンク色の花を咲かせます。 4枚の花びらのように見えるのは総苞片で、中心に小さな花が集まっています。 実は秋に赤く熟し、マンゴーのような甘みがあり、食べることができます。 ジャムや果実酒にも利用できます。 野生種の実は1~2㎝と小さいですが、園芸種では4㎝ほどの大きな実がつくものもあります。 カロテンやアントシアニンなどを含み、滋養強壮や疲労回復などに効果があるといわれています。 ヤマボウシの未熟な
近くの公園には、メタセコイアの大樹があり、天に向かってそびえ立っています。 メタセコイアは、スギ科メタセコイア属の落葉高木で、絶滅したと考えられていましたが、中国四川省で発見された生きた化石です。 発見後、植樹が進み、全国各地で見られます。 成長は早く、樹高30mほどの大木になります。 葉は羽状複葉で、長さ1㎝、幅1~2㎜の線形の小葉が、対になって並んでいます。 紅葉が美しく、秋になると緑色から赤褐色に変わり、落葉します。 実は2~3㎝ほどの球果で、秋に褐色に熟しますが、翌春になってから落下します。 メタセコイアの大樹 メタセコイアの葉 メタセコイアの実 青々としています。 樹冠近くに実がいっぱい付いていましたが、望遠レンズを望遠鏡替わりにして、やっと確認できました。 熟した実 4月
トレニアは花付きが良く、夏の暑い時期も元気良く、花を咲かせる草花で、花壇、鉢、コンテナなどに幅広く植えられています。 アゼナ科ツルウリクサ属の一年草や多年草で、インドネシアを中心にアジア、アフリカに分布しています。 以前は、ゴマノハグサ科に含まれていましたが、現在はアゼナ科として分類されています。 花色はピンク、白、黄、青、紫で、開花期は6月から10月までです。 暑さには強いですが、寒さには弱いです。 また、乾燥にも弱く、水切れに注意が必要です。 スーパートレニアは、1年草のトレニアと多年草のトレニア コンカラーの交配種で、比較的、寒さにも強いです。 花色はピンク、白、青、紫で、4月から11月まで長い期間咲き続けます。 スーパートレニア カタリーナ トレニア
4月から育ててきた、グラスジェムコーンの収穫が終わりました。 グラスジェムコーンは、きれいな色合いのポップコーンです。 数年間、続けて育てていて、飾りとして使っています。 今年は、今まで育てた中で、最も出来が良く、実がしっかり詰まっているものが多く、虫食いもほとんどありませんでした。 また、粒の濁りや汚れも少なく、きれいなものが収穫できました。 いろいろな色合いのものがありましたが、緑色と紫色は少なかったです。 来年は、好きな紫色のものが多くできるように、種を選別しようかと思います。 外皮を剥くときれいなコーンが、姿を現します。 いろいろな色合いのコーン
道路沿いに、トチノキが街路樹として植えられている場所があります。 片道1車線の道路ですが、結構、車の通行量は多い方です。 トチノキは街路樹としてよく使われる樹ですが、排ガスに弱いのか、枯れて伐採され、幹だけが50㎝ほど残っているものが、いくつも見られます。 そんな中で、サルノコシカケの仲間なのか、幹にキノコがびっしりと生えた樹がありました。 枝は掃われ、こじんまりとした姿になっています。 サルノコシカケは、枯れ木や生枯れの木に、発生するということで、この木もかなり弱っているのでしょうか。 トチノキに生えたキノコ びっしりと生えています。 樹は枝を掃われ、こじんまりとした姿格好になっています。 枯れた枝も見られます。 樹肌 大きな葉
散歩していて、大きなナツメの木を見つけました。 実がたわわに生っています。 もう、熟した実が地面に落ちています。 ナツメは、クロウメモドキ科ナツメ属の落葉高木で、南ヨーロッパ原産です。 日本へは、中国を経て、奈良時代以前に伝来したといわれ、古くから栽培されています。 また、野生のものもあります。 実は2㎝ほどの長楕円形で、熟すと赤黒くなります。 熟したものは、姫リンゴのような甘酸っぱい味がします。 収穫時期は、8月末から10月頃です。 楊貴妃が好んで食べたとされ、健康や美容に効果があるといわれています。 中国には、「一日三棗終生不顕老」1日3粒のナツメを食べると老いることがないという諺があります。 万葉集にも詠われています。 玉掃 刈り来鎌麻呂 むろの木と 棗が本と かき掃かむため (長意吉麻呂) ナツメの実を乾燥したものは大棗、種子は酸棗仁と呼ばれる生薬で、大棗には強壮、鎮静作用、酸棗仁
トウガラシは、着果時は緑色ですが、熟して来ると赤くなったり、品種によっては黄や紫色になったりと、とてもカラフルです。 いろいろな色のトウガラシ 辛トウガラシは、香辛料として、甘トウガラシは煮物や佃煮、天ぷらなどに使用しています。 鷹の爪は赤く色づいたものを、収穫しては乾燥し保存しています。 鷹の爪 辛みのある香辛料として、料理に欠かせないもので、1年分を保存して使っています。 収穫した鷹の爪 乾燥したもの 黄金トウガラシは、激辛のトウガラシですが、香りが高く、風味が豊かなので毎年、育てています。 成長はゆっくりで、7月に花が咲き、ようやく実が黄色く色づき始めましたが、まだ、緑色のものが多いです。 黄金トウガラシの花 黄色くなり始めた黄金トウガラシ 収穫は10月から11月にかけてです。 紫トウガラシは甘トウガラシで、辛くはありません。 加熱すると紫から黄緑色に変わります。 紫トウガラシ
花オクラの花が咲き終わった後に、実ができています。 実は熟すと黒くなり、乾燥してくると先が開いてきます。 実(莢)は5室に分かれていて、それぞれ、種子が入っています。 1つの莢から40~50個ほど採れます。 種子は丸く、黒っぽい色をしています。 莢の表面には棘があり、刺さると痛いので、種子を取り出す時、注意が必要です。 種子は数日、乾燥させてから袋に入れて保存します。 これで、来年の種が確保できました。 花オクラの花 ツボミと実 若い実 熟してきた実 熟して乾燥してくると先が開いてきます。 収穫した実 莢を開くと種子が詰まっています。 1つの莢に種子が50個以上、入っていました。 取り出した種子 袋詰めにして保存します。
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