クックパッドはなぜ開発しやすいのか At AWS Summit Tokyo 2015 Developer Conference 2015/06/03
Serverspec本の献本ありがとうございました.とても面白かったです.詳しい書評はすでに素晴らしい記事がいくつかあるので,僕は現チームでどのようにServerspecを導入したか,どのように使っているかについて書きたいと思います. Serverspec導入の背景 今のチームではサーバーのセッアップおよびデプロイにChefを使っている.本にも書かれているようにこのような構成管理ツールを使っている場合はそのツールを信頼するべきであり,Serverspecのようなテストツールは必要ない.僕らのチームもそのような理由でServerspecの導入には至っていなかった. しかしアプリケーションが複雑になりChefのレシピも混沌とするようになるとそれは成立しなくなる.見通しの悪いレシピはChefへの信頼度を落とす.信頼度の低下はデプロイ不信に繋がり人手(筋肉)によるテストが始まる. サーバーの数がそ
Cheating the UX When There Is Nothing More to Optimize - PixelPioneers
APソリューショングループの相野谷(@ainoya)です.このたびATLと共同で,CIやCDにおけるビルドパイプラインの実行を手助けする小さなツールwalterを開発しました. 開発の動機: Jenkinsプラグインに強く依存するビルドパイプライン設定 Jenkinsを使ってCIを実現する場合,複数のジョブを繋げて一連の処理フロー(ビルドパイプライン)を作るのが一般的かと思います.Jenkinsには,ビルドパイプラインを構成するための便利なプラグインがあり,これを使って失敗時の実行制御や,ジョブの並列実行制御を簡単に設定できます. ところが,こうしたプラグインで実際にCIを運用してみると,ちょっと惜しい点がいくつか出てきました. パイプラインの全体実行フローをJenkins上でしか確認できない Jenkinsジョブを実際にキックするまで動作が確認できない 設定の移行がしづらい.GUI中心で
はじめに みなさんDocker使われてますでしょうか? 自分はDockerをよく使ってるのですが、使ってるうちにいろいろと不満が出てきました。 デプロイスクリプトとか書かないでデプロイしたい Dockerfileを書くとメンテしないといけなくなるので、書かないで使いたい 組織とかで使う場合に、それぞれが各々のDockerfileを書くことになるので、一貫性を保つのが難しい Docker単体だとImmutable Infrastructureの仕組みを自前で作らないと実現できない あんまり設定とかしなくてもRailsアプリケーションが、すぐ動かせる環境を構築したい 要するにHerokuのようなPasSを開発サーバーに建てることができればいいなと思ってたわけです。 そこでDockerベースのHerokuのようなPaaSを実現できるDokkuを試してみました。 先日DokkuをフォークしたDok
ども、大瀧です。 VagrantやPacker、Serfを開発するHashiCorpが手がける新オーケストレーションツール、Terraformが発表されました。zembutsuさんが神速で日本語チュートリアル記事を既に公開しているので、terraformコマンドの使い方はそちらを参照ください。 Terraformとは Terraformは、あらかじめインフラ構成をテンプレートファイルに記述し、terraformコマンドでクラウド環境に適用・管理するツールです。一見するとAWS CloudFormationと非常に良く似た作りですが、以下の特徴があります。 複数のクラウドサービスに対応し、高レイヤーのアプリケーション構成に特化 現時点でTerraformが対応するサービス/プロダクトは以下です。 AWS CloudFlare Consul DigitalOcean DNSimple Hero
DSS技術ブログへようこそ! 突然ですが、みなさんは Ansible (アンシブル) という構成管理ツールをご存知でしょうか? これから何回かに分けて1 Ansible の紹介記事を書いていきたいと思います。 新しいツールについて学ぶとき、実際に手を動かすことは理解の助けになります。 この連載では、主に構成管理ツールや Ansible をまだ使ったことのない方たちに向けて ストーリー と チュートリアル で追体験ができるような内容をお届けすることを 目指しています。 今回はその一回目。いわゆるイントロダクションです。 不思議の国のAnsible2 第1話 インフラの落とし穴にはまって なぜ Ansible を使うのか 都内某所のWeb系企業、オフィスの片隅で REALFORCE3 の静電容量無接点方式キーボードを 小気味よく奏でて複数のターミナルを縦横に操り Linux サーバ4を管理して
Looking for Python Tutoring? Remote and local (NYC) slots still available! Email me at jeff@jeffknupp.com for more info. There are two recent trends I really hate: DevOps and the notion of the "full-stack" developer. The DevOps movement is so popular that I may as well say I hate the x86 architecture or monolithic kernels. But it's true: I can't stand it. The underlying cause of my pain? This fact
皆さんお元気ですか?LINEサーバー開発室でサーバ開発を担当している崔珉秀と申します。 この記事ではLINEのサーバーの開発とリリースプロセスについて述べたいと思います。 LINEの開発者はどんな形で開発しているのか、サービスに変更事項をどのように適用しているのか、お互い協力してより良い開発環境を得るためにどんな努力をしているのかをお伝えする機会になったらいいなと思います。 ここで述べるリリースプロセスは、LINEのサーバ開発の流れとソース管理システムの運用方法、そして本番環境に変更事項を適用するまでの過程です。 LINEのServer Applicationはその役割とシステムの構成によって複数のServer Applicationに分かれて構成されています。 例えばNetwork通信及びProtocolなどを担当するApplication、messagingやsocial graph
Google Cloud Platform Blog: Google Compute Engine is now Generally Available with expanded OS support, transparent maintenance, and lower prices Google Compute Engineは、Amazon Web Servicesのように仮想サーバやストレージなどを提供する、いわゆるIaaS型のクラウドサービスです。 正式サービス開始に当たり、対応OSを拡大。DebianとCentOSだけではなく、SUSE Linux、FreeBSD、Red Hat Enterprise Linux(現在は限定プレビュー)、さらにSELinux、CoreOS、そしてDocker、FOG、xfsとaufsもサポートすることが明らかにされました。 仮想マシンを稼働しつ
スライド作らなければいけないけど現実逃避でメモがてら整理する。(要はヨタ話ですよ。) 夜中とかにアラート来て「うへぇ(´Д`)」ととなるけど、これは果たして運が悪い、若しくはイケていないシステムだからなのだろうか。 まずこういう時は冷静にならなければいけない。スピリチュアルに「あいつの日頃の行いが悪いからだ」「データセンタの風水が悪い」「サーバをラッキングする時にお祓いをしなかった」とか考えても駄目だ。ではどうするか。わかりやすく整理するために「業務時間内に障害対応をしたらアタリ」「それ以外はハズレ」と考えよう。 まず1週間サイクルで考えて業務時間を9:00〜18:00と仮定してみよう。 単純にこれだけで、24時間の内9時間しかアタリの時間は無い。残りはハズレだ。9時間 / 24時間 = 0.375(37.5%)で既に丁半博打より分が悪い。 そして土日も休みだとすると、一週間で5日しかこの
Web技術について横断的に語り合うイベント「CROSS 2014」が1月17日、都内で行われました。 そのセッションの1つ「現場に聞く!テスト/CI/DevOps、実際のところどうなの」では、フリーランスエンジニアの伊藤直也氏がセッションオーナーとして司会を担当し、クックパッドで開発まわりのエンジニアをしている舘野祐一氏、はてなでアプリケーションエンジニアをしている伏井洋平氏、KAIZEN platform Inc.の石橋利真氏らがスピーカーとして登壇。 先進的な現場でテストやCIがどのように行われ、エンジニアのチームがどのように情報共有をしているか、本音で語るという注目すべき内容でした。本記事ではそのダイジェストを紹介しましょう。 現場に聞く!テスト/CI/DevOps、実際のところどうなの 伊藤 今日のテーマとしてはCI(Continuous Integration、継続的インテグレー
類似のソフトウェアとして、Puppet や Ansible といったものもあります。こういったインフラ自動化まわりのソフトウェアについてはペパボの宮下さんの インフラ系技術の流れ が参考になります。 Chef in グリー さて、グリーでのChefまわりの構成をご紹介します。下図が全体の構成です。 開発環境 開発は各個人のマシン上で仮想マシンを立ち上げて行なっています。クックブックの開発では、クックブックを開発する人が serverspec でテストを書くようにしていて、構築後のサーバが期待通り動くことをテストしています。一つのクックブックでも設定値などの条件によって動作が変わってくるため、test-kitchen を用いて複数の条件(ランリストやノードのアトリビュート(以下、「アトリビュート」)などの組み合わせ)でテストを行っています。 また、一部仮想マシンを使う必要がないテスト(att
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