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ブックマーク / diary.lylyco.com (15)

  • ぼくたちが読んだ本の冊数を競うワケ|ボクノタメニ泣イテクレ > 雑記

    ・文系の人って読んだの冊数を競うけどなんで? それはぼくたちが広い意味でコレクターだからだと思う。 たとえば、ミニカーを集めている人たちがいる。彼らはきっと自分のコレクションを自慢したいはずだ。そりゃあ、世の中には金にものをいわせて自分なんか足元にも及ばないミニカーコレクションを持っている人だっているだろう。それでもやっぱり、自分でコツコツと集めたコレクションは愛おしい。その愛を、努力を、素晴らしさを褒められて嬉しくないわけがない。ついつい、自慢げにコレクションを披露してしまう気持ちをぼくは批難する気にはなれない。ミニカーなんてくだらない。そんな風に切り捨てることは、あらゆる個人の価値観を否定することでもあるからだ。 たとえば、未開封のガンプラを集めている人がいる。すると、「作ってこそ価値がある」なんてもっともらしいことをいう人が出てくる。これもまた、個人の価値観を否定する発言である。モ

  • 面接コストと採用精度|ボクノタメニ泣イテクレ > 雑記

    面接官のコストパフォーマンスって、結局のところどの程度のものなんだろう。 ここ数日、「面接」の話題を斜め読んでいて思った。面接官に思惑があるのは当然のことだ。彼らの責任は重い。あらゆる手練手管で志望者を篩にかければいい。けれども、彼らにも常に付きまとう疑問があるはずだ。「果たしてこの篩は正しいのか?」…これは相当にキツい問いだろう。たぶん真面目な面接官ほど辛い。ぼくの勤める会社には専業の採用担当がいない。各チームのトップが面接をしているけれど、率直にいってこの会社に合った人材を確保できる率は極めて低い。だから歩留まりが悪い。これが人事課の仕事だったならとうに存在意義を問われているレベルだろう。 別に面接をしている上司が無能だといいたいわけではない。はっきりいえば、やってくる採用希望者のランクは、ある程度その企業のランクに比例するものだとぼくは思っている。ここでいうランクは、単純に業界での実

    superrush4x
    superrush4x 2009/01/15
    『仕事を覚えたと思ったら辞めてしまったなんて例も枚挙に暇がない。』『「最低条件を決めて書類選考だけ」みたいな機械的な方法で採用しても、精度はそれほど変わらないのではないか。』
  • 周回遅れでもいい、繰り返される話題に思考停止するな|ボクノタメニ泣イテクレ > 雑記

    たとえばはてな界隈でも、同じ話が何度もホッテントリ(人気エントリー)入りする。 ある種のノウハウについて、或いは、ある種の社会問題や心理や性について。それだけ話題として需要が高く、同時代性に縛られないということだろう。ノウハウについてはその都度新しい読者に伝播するのだから、何度繰り返されてもいい。知っている人にとっても既に知っていることが分かりやすいからスルーすれば済む。けれども「貧困」だとか「才能」だとか「モテ」だとか「コミュニケーション」だとかいった話題になると、なかなかそうもいかない。新しい見解でもあるのかと読んでは、「またか」「何度めだ」という気持ちになる。クダラナイものを読まされたと思ってしまう。 書き手は、それを「新しい視点」とか「自分なりの発見」とか思って書いていたりする。一方、同じ話題を追ってきた先人にとってそれは、あまりに周回遅れで陳腐な見解にすぎない。で、「何度めだ」と

    superrush4x
    superrush4x 2009/01/07
    『「何度めだ」と腐すのは大人げない。「そうだね」と褒めて、先へ先へと興味を導いてやればいい。そうして、自分はさらに進んだ問題について考えてみればいい。』
  • 今年「やらない」ことを3つ決める|ボクノタメニ泣イテクレ > 雑記

    どうも、年始の抱負というと「やること」を考えてしまいがちである。 これを挫折せずにやり通すことは難しい。というか、あまり目標を達成したという人を見たことがない。原因のひとつは、自分の持ち時間をちゃんと把握していないことにあるんじゃないか。ふとそんなことを考えた。人の時間は無限じゃない。それを忘れて抱負を語ったとて、うまくいかないのは当然だ。日々暇で仕方ないなら「やること」だけを考えればいい。けれども、そうそう暇な人はいないはずだ。暇がないならまず作らないことには、続かなくて当たり前である。無論、この場合の「暇」はあくまで主観的なものだ。日がなボーっとするのに忙しいという人がいてもいい。 ただ、どんな人でも、実はひどく優先順位が低い、或いは、ほとんど自分にとっては意味がない、そんな習慣があったりはしないだろうか。楽しいわけでも必要なわけでもない。そういう「なんとなく」を探し出して捨ててみる。

    superrush4x
    superrush4x 2009/01/04
    それだったら出来る気がしてきた。感謝!
  • よくいわれる「正しい努力」とは何か?|ボクノタメニ泣イテクレ > 雑記

    社会に出た途端、努力が報われなくなる。そんなことはない。 ・「努力すれば報われる」の罠 報酬とは何かについて真面目に考えないからこういうことになる。たとえば、リンク先の匿名氏にとって受験勉強の報酬は何だったのか。身に付いた学力が報酬だという人もいれば、手に入れた学歴が報酬だという人もいるだろう。或いは、課題解決能力や、興味のある分野の専門知識に触れる権利や、青春時代のモラトリアムが報酬だという人だっているかもしれない。いずれ、努力して報酬を得ようと思えば、報酬を得るための努力をしなければならない。これは循環論法ではない。そして、広い意味での報酬は「自ら生み出すもの」と「他者から与えられるもの」に分けられる。 受験の例でいうなら、「自ら生み出すもの」は学力や課題解決能力の類である。そして、「他者から与えられるもの」は合格通知である。リンク先の文面から推し量るに、匿名氏が求めている報酬は主とし

    superrush4x
    superrush4x 2008/12/04
    『「努力さえさせてもらえない」』『相手にとって不要な努力を売りつけようとしているか、必要性を説明できていないかのどちらかである。社会に出ても、学生時代と同程度には、努力は報われる。』
  • トラックバック不要論≒零細ブログ不要論|ボクノタメニ泣イテクレ > 雑記

    こんなちっぽけなブログの書き手でも読まれたいという欲求はある。 ・【このブログがすごい!】BLOG:トラックバックはなぜ流行らなかったのか ・404 Blog Not Found:TBを見直せ、いや打ち直せ ひとつめのリンク先に書いてあることは、たぶん、ある程度以上安定的にアクセスのある大手サイト運営者の実感なんだと思う。「ブログをやっていくと、読むブログもわりと限定されてくる。すると、そこにはなんとなくコミュニティができてくる。」とか「自分のブログを管理していると、突然アクセスが増えたりすると、そのリンク先を自分の管理ページで見ることができる。」とかいうのは、始めたばかりの零細ブログにはあまり当てはまらない。大手が零細に言及したならそりゃあそこからの流入は激しいだろう。けれども、逆の場合はたぶん気付かれもしない。 アルファブロガーだとかいわれるような人たちのブログは、確かに比較的ハズレが

  • 6hotからのアクセスアップ・5つのポイント|ボクノタメニ泣イテクレ > 雑記

    最初に断っておく。このブログは1日平均500PV程度の超零細だ。 ということで、ここから先、そこそこアクセスのあるブログ主には恐ろしく低レベルな話となる。要するに6hotから脱するためにこのブログで試みた手法のまとめである。念のために書いておくと、6hotは日々のアクセスが6hit程度の意。つまり、何の戦略も人脈も持たない新参のブログ主が最初に突き当たる壁である。特に、勢い込んでレンタルサーバーに独自ドメインなんかで始めてしまうと事態は深刻だ。世間に溢れるブログサービスでは大抵、新設時やエントリー投稿時に自動的に宣伝される。その点自前では発見される機会自体が限りなく乏しい。まさにこのブログである。 また、このブログの戦略性のなさは見ての通りだ。中でも最大級なのがこれ。テーマに一貫性がない。好きなことを好き勝手に書いている。というか、好きなことを好き勝手に書くのでなければ、ぼくの場合書き続け

  • 空気の読めない非コミュはネットで嬉々として空気を読む|ボクノタメニ泣イテクレ > 雑記

    ネット内に跋扈する非コミュたちは一見「空気読み」に否定的に見える。 たとえば、KYなど彼らには許容すべからざる言葉だろう。それなら、ネットは他人に空気読みを強要しない、或いは、空気の読めないユーザーに寛容な場所だろうか。ぼくにはそうは思えない。むしろ、逆なんじゃないかとさえ思う。「ネタにマジレス」だの「嘘を嘘と見抜けない人に…」だのといった定型の嘲りにしても、相当時間ネットに張り付いていない限りそこまで読めないだろうというような文脈に基いていたりする。そして、普通に読んでもギャグや冗談に見えない言説に気で噛み付いた結果、「ネタにマジレスかっこ悪い」などといって馬鹿にされてしまうのである。 そもそも、郷に入っては郷に従え式の排他精神は、以前からネットの方により強く根付いてきたように思う。「半年ROMれ」といった定型句にもそれは表れている。なまじネットが幅広いユーザーに開かれているばかりに、

  • 本を読む馬鹿、読まぬ馬鹿|ボクノタメニ泣イテクレ > 雑記

    いい加減いい古されたことだろうけれど、要するに、世界は情報の塊だ。 というより、情報としてしかぼくたちは世界を読み取ることができない。だから、世界は巨大な1冊のである、というようなアナロジーが説得力を持つ。ただ、世界という情報はあまりにも緻密、且つ、無限であり、そのすべてを読み取ることは誰にもできない。それどころか、欲しい情報に的確にアクセスすることすら困難だ。一方、というのは書き手が切り取り、解釈した世界の断片である。原である世界に比して情報密度は限りなく低い。それは意識的な取捨選択の結果でもあり、読み取り能力の限界による欠落の結果でもあろう。これが書き手の主観である。 つまり、を読むという行為は、世界という広大無辺の情報源から直接情報を読み取る代わりに、誰かの主観を通して限定的な情報にアクセスすることを意味する。それは、笑える情報が欲しいとき、Googleで一から検索したりせず

    superrush4x
    superrush4x 2008/11/25
    『つまり、本を読むという行為は、世界という広大無辺の情報源から直接情報を読み取る代わりに、誰かの主観を通して限定的な情報にアクセスすることを意味する』
  • 見合い、そして、早春の出会い|ボクノタメニ泣イテクレ > 雑記

    ハードディスクが厭な音を立てている。こいつももう長くはないのだろう。当然、買い替える余裕などない。30代も半ばに差し掛かって定職にも就かず、下世話な雑誌の埋め草記事など書いて糊口を凌いでいる。フリーライターを気取ってはいるが、父が遺したこの家と継母のお陰でどうにか生きているにすぎない。父はぼくが30になった年に死んだ。癌が発覚し入院したと思ったら間もなく死んでしまった。突然、23インチのディスプレイが暗転した。コンセントを蹴とばしたらしい。黒い画面に貧相な顔が映っている。もうずいぶんと長い間、人と仕事以外の話をした記憶がない。 机の下に潜り込みコンセントを挿し直す。無数に絡まるケーブルの塊から埃が舞いあがる。喉がいがらっぽい。実の母がいなくなったのは、5歳の初夏だった。幼稚園バスがいつもの場所に着いたとき、出迎えの親たちの中に母の顔はなかった。近所の子のお母さんが家の前まで一緒に帰ってくれ

  • 不完全なコミュニケーションという豊穣|ボクノタメニ泣イテクレ > 雑記

    世の中には伝わることを前提に話したり書いたりする人が意外に多いらしい。 特にネットでそれは顕著に見える。他人様のブログやはてなブックマークなど眺めていると、そういう印象をたびたび受けるのである。そして、書き手の口が達者なほどその責は読み手に押し付けられるし、その逆もある。「誤読してんじゃねえ、よく読めバカ」と「分かるように書け、バカ」は、どちらも根拠のない責任の押しつけだろう。自分の文章力や読解力は決してスタンダードではない。インターネットのように不特定多数がコミュニケーションする場においてはなおさらだ。ディスコミュニケーションの原因を他者にのみ求めるのはあまりフェアな態度とはいえない。 たとえば、ある文章を一部の人はちゃんと理解しているけれど、より多くの人が誤読している場合、それは「内容が難解なため」かもしれないし「表現が高度なため」かもしれないし「説明が不十分なため」かもしれないし「文

  • はてなブックマーク的未来の恐怖|ボクノタメニ泣イテクレ > 雑記

    情報というのは、どこに、どれだけ、どんな形で提示されているかでその意味を変える。 ・たぶん越権さんには通じないと思うけど - finalventの日記 ・finalventさんのはてなブックマーク観について ・404 Blog Not Found:群衆の責任、いずこ - 書評 - ウィキペディアで何が起こっていのるか この辺りの議論を眺めていて思った。はてブ的な情報受発信のあり方は、考えてみればなかなかに怖いかもしれない。今さらいうまでもないことだけれど、情報は武器になると同時に凶器にもなる。はてブ的なシステムは「価値判断を介することなく」、その意味を増幅させる。良くいえば、検閲が行われない。裏を返せば、武器か凶器かさえ判断しない。そこにはもちろん良い側面もある。が、悪い側面も無視はできない。また、こうした問題における正負は、ある程度トレードオフの関係にある。それを踏まえた上で、はてブの特

    superrush4x
    superrush4x 2008/11/07
    はてブ的なシステムは「価値判断を介することなく」、その意味を増幅させる。良くいえば、検閲が行われない。裏を返せば、武器か凶器かさえ判断しない。
  • もう、はてブされたら負けかなって思う|ボクノタメニ泣イテクレ > 雑記

    これはたぶんサイト一般にもいえるし、いい古された分析の展開例のひとつなんだろう。 ・新公式:儲かるWebサービス≒はてブされにくいサービス - VENTURE VIEW ・媒体資料で見るはてなユーザー像 - 19790401173.4 ひとつ目のリンク先の内容を乱暴に要約すると、「はてブを利用するようなネットリテラシーの高いヲタはデジタルコンテンツに金を出したがらない」ということだろう。そこに描き出されているはてなユーザー像は、ぼくが普段はてなのサービスを利用していて、何となく想像しているそれに割りと近い。ぼく自身、有料のWebサービスはほとんど利用していないし、「『着うた』『アバター』はまず買わない」。そして何となく、「既婚でギークでクレバーな大金持ち層」と「精神を複雑骨折した非モテニートやワーキングプア層」という二極化した世界を勝手に幻視してもいる。 まあ、そんなバカな幻想はさして現実

  • Google ChromeをWebアプリ専用ブラウザと割り切って使う|ボクノタメニ泣イテクレ > 雑記

    Google Chromeを早速使ってみる。シンプル&俊足で第一印象は良好。 少し気になるのはパスワード管理で、アドレスバーの右にあるスパナのアイコンから「オプション」⇒「詳細設定」タブを開くと「保存したパスワードを表示」ってのがある。これ、メインブラウザにしていたFirefoxの記憶を引き継いでるんだろうけれども、こうして簡単に見えてしまうのには少々抵抗がある。「すべて削除」ボタンでサクッと消去しおいた。ついでだから「パスワードを保存しない」設定にしておく。まあ、個人宅で自分専用のパソコンならそこまで気にすることはないのかもしれないけれど、誰かに見られる可能性は極力排除しておきたい。仕事場なら尚更だ。 使い慣れたブラウザから乗り換えるのは誰しも抵抗があると思う。けれども、Google Chromeのスピードは魅力的だ。特にAjax。普段使っているWebアプリが快適に使えるというのは、結構

  • Microsoft Wordの基本のキ5箇条|ボクノタメニ泣イテクレ > 雑記

    人と共有する必要のあるWord文書なら、せめてこれくらいは守って欲しいリスト。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- ・エンターで改行しない エンターは段落を改めるもので改行するためのものではない。そもそも文中で行を改めるというのはかなり特殊な行為だ。たとえば特定の段落だけ一行の字数を極端に少なくしたいなんてときは、「段落」の左右の「インデント」を調節してやる。決して適当な字数でエンターを連発するものじゃない。それでも、長い表題を2行で表現したいとか、キャッチコピーを複数行で恰好良く見せたいとかいうときには、文中改行が必要なこともあろう。そういうときは、[shift]+エンターで改行する。これが正しい改行である。この使い分けで初めて行間や段落間の余白の調整が可能になる。 ・連続エンターで余白を調整しない Wordにはちゃんと段落前後の余白を調節する機能がある。Word 2007なら「ホー

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