今年6月に完全通話定額を盛り込んだ「カケホーダイ&パケあえる」を提供開始したNTTドコモ。 旧プランを継続しているauやソフトバンクより料金が高くなるにもかかわらず、iPhone 6商戦すら新プランのみで押し通そうとするなど、MNPでの利用者獲得を諦めているのではないか……とすら思わせる部分があることを前編でお伝えしましたが、後編ではその真意に迫ってみました。 ◆新プラン移行を押し進める理由は「通話定額でドコモ(NTT)が一番儲かるから」 ・通話料金の仕組みを再確認、重要なのは「接続料」 ドコモが通話定額を押し進める理由を紐解く前に、まず確認しておきたいのが、通話料金の仕組み。 こちらの記事でも解説されていますが、仮にドコモユーザーが他社ユーザーに電話をかけた場合、ドコモは他社に回線の利用料金にあたる「接続料(アクセスチャージ)」を支払う必要があります。 つまりユーザーが支払う通話料金には