少女の歌声は「口パク」 五輪開会式、舞台裏に別の子2008年8月13日0時15分印刷ソーシャルブックマーク 開会式でソロで歌い、「天使の歌声」と人気を集めていた林妙可ちゃん(9)が、実は「口パク」だったことを音楽総監督の陳其鋼氏が中国の通信社、中国新聞社の取材に告白した。舞台裏で別の女の子が歌っていたという。インターネット上では「純粋な子どもにうそをつかせるのはよくない」と批判が出始めた。 陳氏によると、楊沛宜ちゃん(7)という別の子の歌声だった。選考の際、沛宜ちゃんの歌声が一番よかったが、見た目がよりかわいらしい妙可ちゃんが舞台に出ることになったという。 陳氏は「対外的なイメージと国益を考えて採用した方法だ」と説明した。沛宜ちゃんは「歌声だけでも披露できて満足、悔しくはない」。ネット上の批判は、当局が次々と削除している。(峯村健司) アサヒ・コムトップへ北京五輪2008トップへ