「バレーにもついに…」休廃部に拍車も 【武富士バレーボール廃部】バレーボールのプレミアリーグ女子の武富士が、今季限りで事実上廃部することになった。世界的な景気停滞で企業スポーツの休廃部が相次ぐ中、バレーボールも例外ではなく、リーグの今後や代表への影響を懸念する声が上がった。 日本協会の荒木田女子強化委員長は「バレーにもついに来たか、という感じ」と戸惑いを隠さなかった。代表への供給源が減れば、強化に支障を来す。武富士には有望な若手もいるだけに「何とか選手の行き先が見つかってほしい」と祈るように話した。 リーグの運営も心配される。パイオニアも部のあり方を検討中といわれる。来季はチーム数が8に減る。あるチーム関係者は「2部に落ちたチームは、かなりの確率で休廃部を検討するのでは…」と懸念した。 Vリーグ機構の梅北事務局長は「断腸の思いです。選手の希望に最大限応えたい」としぼり出した。