サッカー選手が保育園児に読み聞かせ? 小学生向けの算数ドリルの作成など、地域貢献活動に力を入れている、サッカー・J1の川崎フロンターレが、また面白い取り組みを始めた。小学校低学年以下の子ども向けの紙芝居作りだ。チームの主将で日本代表の中村憲剛選手(29)が二十日、川崎市幸区の保育園を訪れ、今月完成させたばかりの紙芝居を披露した。 (酒井博章) 「初めてだから、読み間違いしても笑わないでね」。二十日午後、幸区戸手本町のつくし保育園(山田憲子園長、児童数百二十四人)にユニホーム姿で現れた中村選手は、少し緊張した面持ちで紙芝居を読み始めた。