全国高校選手権などで利用される東京都北区の西が丘サッカー場の命名権(ネーミングライツ)が販売されることが6日、分かった。管理・運営する日本スポーツ振興センターが今月下旬を締め切りに公募を開始した。年間1500万円での売却を目指している。 景気が低迷する中、政府の方針で国の施設も命名権などを使って自己収入を拡大し、安定した運営を図るのが狙いとみられる。五輪競技の強化拠点として2008年に東京都北区に誕生したナショナルトレーニングセンター(NTC)は、翌年に国のスポーツ施設では初めて味の素に命名権が売却された。 日本スポーツ振興センターは国立競技場や秩父宮ラグビー場、国立代々木競技場などの施設も管理しており、関係者は「西が丘サッカー場がテストケースになる」と話している。(共同)