サッカー九州リーグのヴォルカ鹿児島は3日、Jリーグ参入の前提条件となる「準加盟」の承認を、Jリーグ理事会から年内にも得られる見通しとなったと発表した。準加盟規定が緩和されたため。ハード面の整備や組織強化のため、運営会社のKAPS(キャップス)を年末までに発展的に解消し、新たな運営会社のもとでチーム名を一新することも明らかにした。 KAPSの中島和彦代表(43)らが県庁で記者会見した。中島代表は「準加盟承認はJリーグを目指すためのスタートライン。新体制になった後も地域に愛されるクラブになってほしい」と話した。 ヴォルカ鹿児島は2010年に準加盟を目指すことを表明。県サッカー協会や鹿児島市から支援の承認を取り付けたが、ホームスタジアムの県立鴨池陸上競技場がJリーグの基準を満たしておらず、環境整備が課題となっていた。今月1日、同協会と市が同競技場をチームのホームスタジアムとすることを承認するなど