<チャレンジリーグ:鹿児島1ー4仙台>◇第20節◇21日◇鹿児島・薩摩川内陸上競技場 仙台レディースがアウェーで鹿児島に快勝し、優勝に王手をかけた。鹿児島にゆかりのある選手が全得点に絡む活躍で、引き分けた2位高梁吉備国際大との勝ち点差を6に広げた。次節28日のS世田谷戦(群馬・川場サッカー場)で引き分け以上なら自力優勝が決まる。 他会場の経過を知らされていなかった選手たちは、鹿児島のサポーターに勝利を届けることだけ考えていた。DF鮫島彩(25)は、南さつま市出身の父俊裕さんや親戚が見守る前で2ゴール。決勝点のFW伊藤美菜子(26)は、神村学園で高校3年間を過ごした。元チームメートが多く所属する相手から3戦ぶりのゴールを奪い「しっかり決められてよかった」と喜んだ。 締めくくりは、試合会場の薩摩川内市で産声を上げたDF下小鶴綾主将(30)だ。後半13分にCKを頭で合わせて4点目。「まさか、ここ