男子バスケットボールの新リーグ『NBL』(ナショナルバスケットボールリーグ)が9月28日に開幕した。自主興行リーグとしてスタートしたNBLは、一試合平均2000人の集客を目指して、バスケットボールの価値を高めるために動き出した。第2回のコラムは選手の意識改革のもとで迎えたNBL開幕の様子を追う。 NBLが初年度の重点施策に掲げた「集客とコート上の質」。その主役となるのは、コート上で戦う選手たちだ。選手自身がいちばん変わらなければ、バスケットボールの商品価値は上がらない――バスケットボール界がそんな切迫した状況に置かれていることに、トップリーグの選手たちはようやく気付き始めた。NBLの立ち上げを機に『選手会』が発足されたのだ。 事の発端は、昨シーズン中の3月、のちに選手会の会長を務めることになる岡田優介(トヨタ東京)がSNS(ソーシャルネットワークサービス)のツイッター上に、選手たちへの説明