ソーシャルメディアでは人とのつながりを求めるのに、近所づきあいは苦手とする原因はなぜだろうか。地縁を生かした防災啓発活動を行う任意団体「Community Crossing Japan(コミュニティークロッシングジャパン)の共同代表を務める吉高美帆さんに聞いた。(オルタナS副編集長=池田真隆) 吉高さんは、コミュニティーを大きく4つに分けて考えている。「血縁」「地縁」「学縁(学校や企業)」「趣味縁」だ。近年希薄化しているのは、「地縁」であり、SNSの発達で「趣味縁」が拡大していると分析する。 地縁関係が薄くなると、災害が起きた際に、多くの被害が出る。この問題を解決するために、コミュニティークロッシングジャパンでは、共助の地縁をつくることを目指した防災啓発を行う。 今年1月から毎月1回、六本木ヒルズで防災勉強会を開催してきた。2012年9月には、総勢80人で福島県を訪れ、福島第一原発事故の被
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