6年連続で初優勝校が誕生した高校サッカー選手権。高校生年代の大会の価値が変わりつつあり、選手権決勝の視聴率は低下傾向にある。 冬の高校サッカー選手権は6年連続で初優勝校が誕生した。これは高校の部活とクラブユースと育成が2本立てになり、育成年代に於ける選手分散の傾向が強くなったこと、またプリンスリーグや高円宮杯などの充実により、高校生年代の大会の価値が変わりつつあることが影響しているのでは、とスポーツライターの相沢光一氏は指摘している。 またプロパガンダファクトリーではプロ予備軍のJユースの方が勝負にこだわる傾向が強くなり、高校サッカーは健全な学生スポーツ化が進んでいると指摘している。 ただ「「悲壮感のない高校サッカー」は日本人の琴線に触れないだろう。興行的には遠くない将来に曲がり角がくるかもしれません」とも。 今大会を通して感じたことがある。 それは「高校サッカーの高校サッカー化」だ。