シンガー・ソングライターの文月メイさんの「ママ」という歌が、インターネット上で大きな話題になっていると1カ月ほど前に耳にして、早速、ユーチューブで聴いてみました。素朴で愛らしい子供のアニメーション映像の効果もありましたが、歌詞に描かれた子供の切ない心情に思わず、涙が止まりませんでした。 この歌が児童虐待をテーマにしていることは明らかで、この歌詞をめぐっては「歌詞が過激すぎる」「子育ての責任は母親だけではなく、父親にもある」など、賛否両論が渦巻いているそうです。 しかし、今や児童虐待とそれによる死亡事例は歯止めがかからず、急増している現状を考えると、この問題から目を背けることはできません。したがって、私はこの歌を単に批判して済ませてしまうのではなく、この歌のようなことを根絶するために、子育てとそれに対する支援策はどうあるべきか、真剣に議論する契機にすべきだと思います。 私は今回のコラムで決し