タグ

ブックマーク / stroszek.hatenablog.com (7)

  • 『猿の惑星』と『猿の惑星 創世記』の比較 - Stroszekの日記

    テレビ東京の午後のロードショーで『猿の惑星』(以下、惑星)が放映されていたので、久々に観ました。 (Dir. Franklin James Schaffner, Planet of the Apes, United States, 1968.) この前観た『猿の惑星 創世記』(以下、『創世記』)の原型となったであろう要素が散見されたので、二作を比較しリンクさせるためのエントリです。以下、箇条書きで羅列。両方の作品の結末に触れていますので、未見の方は読まない方がいいと思います。 - ・『惑星』序盤、ゴリラの人間狩りシーンで、人間は網で捕まえられる。『創世記』冒頭にも、ジャングルでシーザーの母親が網で捕えられる場面がある。(この点は破壊屋さんの『猿の惑星』オフ会で、rec81さんから指摘がありました。) ・ジーラがテイラーを見て「ブライト・アイズ」と名づけるが、シーザーの母親も研究所では「ブラ

    『猿の惑星』と『猿の惑星 創世記』の比較 - Stroszekの日記
  • Apes That Can Say .....−『猿の惑星 創世記』感想 - Stroszekの日記

    猿の惑星を観てきました。(Dir. Rupert Wyatt, Rise of the Planet of the Apes, United States, 2011.) 今回は、『猿の惑星 創世記』そのものではなく、『猿の惑星』シリーズで繰り返し出てきた"No."という言葉について考えます。 - 最初にこの"No."という台詞を意識したのはシリーズ第3作目『新・猿の惑星』(Escape from the Planet of the Apes, 1971.)です。この映画では、コバルト爆弾によって滅亡した猿の惑星から逃れ、1970年代の地球にたどり着いたチンパンジーの夫婦、ジーラとコーネリアスが主人公です。コーネリアスが人間たちに猿が進化した過程を教える場面で、「人間に何度も言われてきた言葉"No."を、偉大な猿アルドーが初めて発し、人間の支配への反抗を示したのだ」と言っています。 次の作

    Apes That Can Say .....−『猿の惑星 創世記』感想 - Stroszekの日記
  • 若い芸術家の肖像−『ブラック・スワン』感想 - Stroszekの日記

    (Dir. Darren Aronofsky, Black Swan, 2010. アメリカ) 芸術と生と性の葛藤を描いた凄まじい映画だった。以下、ネタバレ感想。 物語は、二ナの夢から始まる。悪魔に誘惑され、悪魔の腰に足を巻きつけて踊る夢であり、「男性に誘惑されたい」というニナの願望を表しているように見える。ここで、ニナが王子に誘惑される白鳥として、十分な素質を備えていることが分かる。 問題は、白鳥にぴったりのニナが、その圧倒的官能性で王子を誘惑する黒鳥をも演じられるか否かである。ニナを次の公演の主役に抜擢した演出家トマ・ルロワは言う。「君は白鳥としては完璧だ。問題は、官能的な黒鳥を演じられるかどうかだ」。以下では、表現者としてのニナがどのように黒鳥を踊るに至ったか、その表現はなにを目指していたのかについて考える。 管理の対象としての肉体: 映し出される彼女の生活は、簡素なものである。母親

    若い芸術家の肖像−『ブラック・スワン』感想 - Stroszekの日記
  • 推しメンはキム−『スコット・ピルグリム vs. 邪悪な元カレ軍団』感想 - Stroszekの日記

    シネマライズで『スコット・ピルグリム vs. 邪悪な元カレ軍団』を観てきました。 (Dir. Edgar Wright, Scott Pilgrim vs. the World, 2010.) 漫画的表現がエドガー・ライトの匠の技によりテンポのいい映像表現に移し変えられ、オールド・スクールなレトロゲームのピコピコ感に溢れた、とってもキュートな映画でした! 以下、ネタバレ感想。 取りあえず気に入ったポイントを羅列してみます。 ・スコットを演じるマイケル・セラが超キュート。原作漫画ではちょっと顔のカワイイ、イマドキの若者といった、どこにでもいる感じです。しかし天然パーマでひょろひょろのマイケル・セラが演じると、非常にコミカル。内股で走る、背でベースを弾く、「高校生の彼女がいるんだ。内緒にしてね」と隠し切れないドヤ顔で自慢するなど、小物感が増幅され、なんとも言えないおかしさを醸し出しています。

    推しメンはキム−『スコット・ピルグリム vs. 邪悪な元カレ軍団』感想 - Stroszekの日記
    susahadeth52623
    susahadeth52623 2011/05/01
    やはり、主人公が実はリア充、というのは問題になっているようです!とりあえずオレはウォレス最高!とか言ってみる。
  • 絡め取られて−『塔の上のラプンツェル』感想 - Stroszekの日記

    TOHOシネマズ有楽座で、『塔の上のラプンツェル』を観てきた。(Dir. Byron Howard and Nathan Greno, Tangled, 2010.) 面白かったので、どこが面白かったのか考えてみる。以下、内容に触れています。 原題はTangledというんだけども、これは「絡め取られて」という意味。ラプンツェルは何十メートルもある長い金髪を自由自在に動かせ、母親(実は魔女)を塔の上に引揚げるのに使ったり、塔への侵入者である盗人を捕まえるのに使う。このことから原題はラプンツェルの髪の毛に「絡め取られ」ることを意味しているのかと思うが、実はラプンツェル自身がこの髪の毛に「絡め取られて」いることをも意味している。 そもそもの原因は、ラプンツェルの出生にまで遡る。彼女の母親である王妃が、妊娠中に病気になった。病を治癒するために必要なのは、「魔法の花」。それは魔女が若返りの薬として大

    絡め取られて−『塔の上のラプンツェル』感想 - Stroszekの日記
    susahadeth52623
    susahadeth52623 2011/03/29
    元の童話の方がアダルティ。多分「ドラゴンボール」と「西遊記」ぐらい違う。
  • 師匠はつらいよ−『イップ・マン』感想 - Stroszekの日記

    新宿武蔵野館で、『イップ・マン 葉問』を観てきました。(Dir. 葉偉信[Yip Wai-shun], 葉問[Ip Man], 2010) すばらしかった!! 私はそんなにコアな香港映画ファンというわけではないのですが、これには無条件に胸が熱くなりました。 詠春拳の創始者で、ブルース・リーの師匠でもあるイップ・マンという人の伝記映画です。 演じているのはドニー・イェンという俳優さんで、私はこの映画で初めて観ました。 なんというか、静の魅力がありましたね。 細身に黒く長い中国服をまとっているのですが、それが静かで精密な動き方とあいまってすごくセクシー。 顔の表情も穏やかで、静かな怒りを湛えたブルース・リーや、コミカルな動きが陽性の魅力を感じさせるジャッキー・チェンという感じではありませんでした。 物語自体も、私がこれまでに観た香港映画とは違いました。ふつう「武術を学ぶ映画」となると、弟子の成

    師匠はつらいよ−『イップ・マン』感想 - Stroszekの日記
    susahadeth52623
    susahadeth52623 2011/02/03
    サモ・ハンは「燃えよドラゴン」の頃見ると結構人相悪いし元々七小福のリーダーだし、デブゴンの方がキャラ作ってるのかもしれない。それでも声は水島裕!。
  • 2010年 私的映画ベストテン - Stroszekの日記

    私は映画を全体的なバランスや物語の出来というよりは、「あのシーンかっこよかったなー!!!」という絵面で記憶する傾向があるので、2010年に観た映画で心に残ったシーンを挙げていきます。 カウントダウン方式でいきます。 10. 『インセプション』(Dir. クリストファー・ノーラン) 好きなところ:街がめくれる場面、海岸に絶壁のようにビルが立ち並ぶ場面、エレベーターホールで寝ている仲間をアーサーがグルグル巻きにする場面。がんばるアーサー(みんな大好きジョゼフ・ゴードン=レヴィット)。キャストのバランスが完璧!キリアン・マーフィ、トム・ハーディなど、配役の妙がある。 9. 『第九地区』(Dir. ニール・ブロムカンプ) 好きなところ:冒頭、関係者がモキュメンタリー風にインタビューに答えてる場面。赤茶けたヨハネスブルクの風景と下級エビ兵士の絶妙なブレンド具合。 8. 『バーレスク』(Dir. ステ

    2010年 私的映画ベストテン - Stroszekの日記
    susahadeth52623
    susahadeth52623 2010/12/28
    「バーレスク」も意外と評判いいんだなあ。まだ公開中だし観に行ってみるか。
  • 1