福島市のホテルで、5歳から91歳までの男女計101人が、下痢や嘔吐などの体調不良を訴える食中毒が発生しました。 福島市保健所によりますと、福島市の高湯温泉にある「花月ハイランドホテル」から、「1月2日と3日の宿泊者の中に下痢や嘔吐などの体調不良を訴えている人がいる」と4日に届け出がありました。 保健所が調査した結果、2日と3日の夕食で提供された刺身の寄生虫が原因とみられる食中毒と断定されました。症状などから、ヒラメに寄生する「クドア」の可能性があるということです。 確認された患者の数は、これまでに男性47人(6~91歳)、女性54人(5~82歳)の計101人で、入院などが必要な重症者はいないということです。 市は、このホテルを11日のみ営業停止処分とし、衛生指導を行ったということです。