一部で中紀委が沈躍躍を取り調べとの報道がされています。中国共産党ユースたる中国共産主義青年団から政界に転出した1人で、閣僚級までの到達スピードは李克強より上です。 沈躍躍は浙江生まれの59歳。1993年に36歳で共青団から杭州市委副書記となって政界入りすると、胡錦濤の総書記就任と同時に中央組織部副部長に、十七大では正部長の李源潮を支える常務副部長に昇格。 ここまではなかなかのスピード出世だったのですが、習近平時代の到来となった十八大では、足踏みもしくは閑職送りされた他の共青団出身者と同じく、全国人大副委員長に就任。 全国人大副委員長と全国政協副主席は、基本的に�閣僚級に相当する正副部級を歴任した後の上がりポストで、中央委員や政治局委員から外れた老人の終のすみかとなっています。再起では周小川、少し前だと李鉄映といったあたりですね。 沈が兼任している中華全国婦女連合会主席にしても、前任者は国務