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ブックマーク / tanakacnlaw.wixsite.com (2)

  • 裁判の独立 | labo

    中国的裁判の独立 1.三権分立の否定 裁判が公正、中立におこなわれるためには、裁判活動に対する外からの圧力や干渉が加わらないよう、これらを排除しうるシステムが用意されていなければなりません。そのため、近代的な法治国家においてこのシステムは、三権分立制度のもとでの司法権の独立として構成されるようになり、裁判所は他の国家機関から相対的に独立した地位を与えられています。 社会主義国の場合は、中央集権的な民主主義制度(=民主集中制)が採用されているため、権力の分立は否定され、司法権の独立は存在しません。たとえば中国の場合、すべての国家権力は全国人民代表大会に集約されており、全国人民代表大会は最高国家権力機関と位置づけられています。 しかし、裁判の公正、中立を保障する必要性は、社会主義国においても同じですので、権力の分立に似た機関分業体制が採用されています。したがって、細かくいえば司法権の独立とはや

  • 民事裁判は9月 | labo

    民事裁判は9月までに 年明けにどうぞ      南方週末 1.9月を過ぎると ほとんど信じがたいことですが、中国では、民事裁判をするなら、遅くとも9月中には訴状を提出しなければならない、ということが、司法関係者のあいだの常識です。10月に入るととたんに、人民法院に訴状を持って行っても受理してくれない、という事態に直面するからです。もちろん、訴状の提出は毎年9月で締め切り、などということが法律で規定されているわけではありませんし、絶対に受理されないというわけではありませんが、なかなか受理してもらえないのが実態のようです。いったいなぜ、そんなことが起こるのでしょうか。 これは年間結審率という問題に起因しています。年間結審率とは、1年間に結審した訴訟件数を、受理した訴訟件数で割った数字ですが、毎年12月20日の時点における数字が、その年の年間結審率ということになります。もちろん、この数字が高けれ

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