*ロンドンは不動産バブル、和歌山大学 経済学部 簗田優准教授 「ロンドンで住宅価格が非常に上がっているという点ですけれども、イギリス全体で見てみる必要があると思います。一番大きな理由としては、住宅の需給のアンバランスというものがあると思います。供給面では、建築規制であったり、都市計画、それから書類等の手続きで非常に供給が進まないと。需要面では、個人の面と金融の面、それから海外の面で見ていく必要がありますが、まずイギリスは近年好景気になっておりますので、住宅購入意欲が増進していると。金融の面では『Funding for Lending』という政策がイギリスで行われていておりまして、銀行が低コストで資金調達を出来ると。それから『Buy to Let』という住宅ローン貸出推進政策も行われております。 新規で中国やロシアからの流入もありますので、こういうところが需要を高めておりまして、アンバランス