大野眞嗣 ロシアピアニズムをつぶやく ロシアピアニズムのピアノ教師が、この30年間の経験から思うことをつぶやきます。 大野眞嗣「ピアノの時空」http://www.onoshinji.jp/も併せてご覧下さい。 ピアノの世界に限らず、世の中の社会というものを広く見たときに、社会的成功に対する欲求、上昇志向の人間は多く存在すると思います。 このことは、ピアノを弾いて行く、芸術に携わるという意味では、結果として地位や名声、富がついてくるものであって、それを目的にしてはならない、本末転倒なことだと思うのです。 昨今、コンクールが増え、皆、必死に受けまくる風潮があります。 このことは、非常に危険なことであり、本来の芸術を追及していくこととは、少々違うことに思います。 私は、日々のレッスンの中で、生徒たちがコンクールや試験で良い点を取るためのレッスンはしたいとは思いません。 受験や試験をパスするため
![『333.社会的成功の前に』](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f3c9e6aa1f38a5ca891a9c51574bf0d6df6b5f64/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fstat.profile.ameba.jp%2Fprofile_images%2F20230219%2F13%2Fc7%2FO9%2Fj%2Fo10241365p_1676779226400_fpo4o.jpg)