大野眞嗣 ロシアピアニズムをつぶやく ロシアピアニズムのピアノ教師が、この30年間の経験から思うことをつぶやきます。 大野眞嗣「ピアノの時空」http://www.onoshinji.jp/も併せてご覧下さい。
大野眞嗣 ロシアピアニズムをつぶやく ロシアピアニズムのピアノ教師が、この30年間の経験から思うことをつぶやきます。 大野眞嗣「ピアノの時空」http://www.onoshinji.jp/も併せてご覧下さい。 昨今の少子化ゆえか、ほとんどの音楽大学では生徒集めに必死なようです。特別優秀な生徒を特別のコースで集め、とにかくコンクールに勝てる人材がほしいようです。今日も、某音楽大学からパンフレットが届きましたが、その内容からも同様のことがうかがえます。 コンクールに勝ってピアニストを輩出することが目的となってしまっている教育機関が多い中、私の母校、桐朋学園だけには、そのようなことは感じません。 そもそも、ピアニストなんて、そんなにたくさんいらないと思います。ピアニストが何たるかにもよりますが、レベルが低いと言っては失礼かもしれませんが、そのようなレベルのピアニストのコンサートが、この日本の首
大野眞嗣 ロシアピアニズムをつぶやく ロシアピアニズムのピアノ教師が、この30年間の経験から思うことをつぶやきます。 大野眞嗣「ピアノの時空」http://www.onoshinji.jp/も併せてご覧下さい。 私は常々、このブログにて基音ではなく倍音で弾くことの重要性を、皆さんに投げかけています。 最近、聞いた話なのですが、倍音が聴こえる人の割合というのは、音響学の専門家の方がおっしゃるには、全体の2割だけだそうです!ということは、残りの8割の人は基音しか聴こえず、基音を聴いて演奏していることになります。 どうりで、世界中を見渡しても、倍音で演奏する演奏者が少ないわけです! まあ、その説が正しいとなると、倍音で弾くピアノ演奏というものは広まらないわけですね。 何とも残念な限りです。 このブログを読んで下さっている皆さんの中に、自分は倍音が聴こえてないのかもしれない?とお思いの方がいるとす
大野眞嗣 ロシアピアニズムをつぶやく ロシアピアニズムのピアノ教師が、この30年間の経験から思うことをつぶやきます。 大野眞嗣「ピアノの時空」http://www.onoshinji.jp/も併せてご覧下さい。 私の生徒から聞いた話です。 ホールでの試験の際に、私の生徒の回りの友人たちは、皆口をそろえて、「ホールで弾くから、普段より大きい音で弾かないと審査員席に聴こえない」と言っていたそうです。 私からしてみると、はあ??? と率直に思ったのですが、想像するに、教える側の教師も、もしかすると同じこと学生たちに言っているのかもしれない??? それじゃ、ふだんピアノで弾いているところはメゾフォルテ???もっと大きな会場だったらフォルティッシモ???ということになってしまいます! 音量と音質は違うということの認識が徹底されていないのが現状のようです。 にほんブログ村
大野眞嗣 ロシアピアニズムをつぶやく ロシアピアニズムのピアノ教師が、この30年間の経験から思うことをつぶやきます。 大野眞嗣「ピアノの時空」http://www.onoshinji.jp/も併せてご覧下さい。 昨今の若い学生、いや、いつの時代でもそうだと思うのですが、自分がピアノを弾くうえで、わかっている、出来ていると思っていても、私から見れば、わかっていない、出来ていないということを理解していない、わかっていない。もっと言ってしまえば、事の重大さに気が付いていない人たちで溢れているように感じます。 わかっていたと思ったら、実は自分は、わかっていなかったと思うことの連続が、その人の成長につながるわけで、私自身も未だにその連続ですし、若い学生たちにも当然同じことが言えると思います。正直、このブログも4年目を迎えましたが、最初の方の記事を読み返してみますと、今の私ではなく、過去の私が書いたも
大野眞嗣 ロシアピアニズムをつぶやく ロシアピアニズムのピアノ教師が、この30年間の経験から思うことをつぶやきます。 大野眞嗣「ピアノの時空」http://www.onoshinji.jp/も併せてご覧下さい。 このことは私自身、気が付いたら行っていたことの1つです。 普段、耳を優先して弾いていますから、身体の使い方は結果としてそうなっていただけということが多々あります。ふとした偶然から大きな発見につながることの連続といっても過言ではありません。 今日は支点の移動についてですが、弾き始め、すなわち鍵盤に指先が触れる瞬間は、例えて申し上げるなら指先に音符が存在するのですが、指先が鍵盤の底に触れた瞬間に、指先にある音符が瞬時に指の付け根、手首、前腕、そして肘にほど近い前腕の下に移動していることがわかりました。 良い響きを求めると結果として、そうなるのです。 このことは、そうすると良いからするの
大野眞嗣 ロシアピアニズムをつぶやく ロシアピアニズムのピアノ教師が、この30年間の経験から思うことをつぶやきます。 大野眞嗣「ピアノの時空」http://www.onoshinji.jp/も併せてご覧下さい。 常々思うことですが、コンクールというものを考えたときに、コンクールのそもそもの存在意義を忘れてしまいがちであるということです。そのことを知らずに安易に受けたがる若い学生たちも多いですし、そして、そのことに対する確固たる考え、信念を持って学生たちに諭すことができるピアノ教師は意外に少ないのではないでしょうか。ただただ有名になりたい、社会的地位を得たいという安易で稚拙な動機で臨む学生がいかに多いことか。 コンクールの役割は、コンクールに一同が集まり同じような曲を弾くことにより、特に国際コンクールにおいては、ベートーヴェンならベートーヴェンの真の意味でのアカデミックな要素、ベートーヴェン
大野眞嗣 ロシアピアニズムをつぶやく ロシアピアニズムのピアノ教師が、この30年間の経験から思うことをつぶやきます。 大野眞嗣「ピアノの時空」http://www.onoshinji.jp/も併せてご覧下さい。 ピアノの世界に限らず、世の中の社会というものを広く見たときに、社会的成功に対する欲求、上昇志向の人間は多く存在すると思います。 このことは、ピアノを弾いて行く、芸術に携わるという意味では、結果として地位や名声、富がついてくるものであって、それを目的にしてはならない、本末転倒なことだと思うのです。 昨今、コンクールが増え、皆、必死に受けまくる風潮があります。 このことは、非常に危険なことであり、本来の芸術を追及していくこととは、少々違うことに思います。 私は、日々のレッスンの中で、生徒たちがコンクールや試験で良い点を取るためのレッスンはしたいとは思いません。 受験や試験をパスするため
大野眞嗣 ロシアピアニズムをつぶやく ロシアピアニズムのピアノ教師が、この30年間の経験から思うことをつぶやきます。 大野眞嗣「ピアノの時空」http://www.onoshinji.jp/も併せてご覧下さい。 ドイツ系のピアニズムやフランス系のピアニズムは言うまでもなく、ロシア系のピアニズムのピアニストにも下部雑音が鳴ってしまう演奏をしてしまうピアニストが、実は大勢いると私は感じるようになりました。 下部雑音とは、鍵盤をしっかり弾いたときに鳴ってしまう雑音です。くどいようですが、雑音など音楽の中には基本的に必要のない音だと個人的には感じています。しかし、一般にこの雑音がしないとプロの音ではないという教育が日本を始め、世界中で行われているのが現状です。例えば、スケールの試験などでは下部雑音がしっかりなっている演奏のほうが良い点がつくのではないでしょうか? 鍵盤の底を狙って弾くピアニストの演
大野眞嗣 ロシアピアニズムをつぶやく ロシアピアニズムのピアノ教師が、この30年間の経験から思うことをつぶやきます。 大野眞嗣「ピアノの時空」http://www.onoshinji.jp/も併せてご覧下さい。 私はクラシック音楽上の総合芸術といえるオペラを聴いたり見たりするのが日常の楽しみの1つです。 学生時代、ピアノ音楽に偏って聴いていたのですが、食わず嫌いとでも申しましょうか、好奇心はあったのですがなかなか手を出す気になれませんでした。 そして、初めて「魔笛」と「カルメン」の当時はLPを買いましたが、不思議なことに何の抵抗もなく楽しむことが出来たのです。 それ以来、ピアノを聴くよりもオペラを始め声楽曲の世界に惹かれて行きました。 また、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲にも注目しました。ミニチュア・ソコアも全曲揃えて、そのスコアを見ながら聴いているうちに、ベートーヴェンの本質を感じることと
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