日本維新の会と結いの党は10日、合併新党の名称を「維新の党」に決めた。党名の大部分を残すよう強く主張する維新に対し、結いは党名の刷新を求めて議論は紛糾。ようやく決着した。ただ、合併に向けては、政策の詳細や共同代表の権限など、決めるべき課題が山積しており、合併前から対立が表面化している。 党名を決める両党合同の両院議員懇談会は事前の調整がつかず、当初の予定より3時間遅れて始まり、最後は両党の衆参議員で多数決をとった。 結果は「維新の党」41票、「改革維新の会」10票、「維新党」0票、白票1票――。維新の松井一郎幹事長は「いきなりの多数決。維新らしくてよかった。良いスタートや」。 しかし、両党幹部間の事前調整は紛糾した。維新側が9日、「日本維新の党」「維新の会」の2案を提示すると、結いは「ほとんど同じ党名で、信頼関係が崩れる」と反発。「刷新された新鮮なイメージが必要」(結いの江田憲司代表)との