沖縄本島の北西約100キロの海底で、熱水が噴き出している活動域が見つかった。東京大などの研究チームが17日、発表した。周囲には、マンガンやアンチモンなどレアメタル(希少金属)を含んでいるとみられる鉱物の塊も発見された。海底の新たな鉱山として注目されそうだ。 研究チームは、熱水に含まれるマンガンや硫化水素を感知できるセンサーを開発し、無人探査機に搭載。11日までの8日間、火山地形であるカルデラが広がる海域を調べた。 すると、海底(水深500~600メートル)の3カ所で、43~247度の水が噴き出していた。うち1カ所では、直径50センチの煙突状の構造物が高さ1~2メートルに伸び、先端から121度の熱水が立ちのぼっていた。 最近、こうした構造物を含む活動域「熱水鉱床」は新たな鉱山として注目され、日本近海で探査が活発化している。チームはすでに岩石を採取しており、今後、金属の種類や含有量を分析する。
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日銀が17日発表した2010年4~6月期の資金循環統計(速報)によると、6月末時点での国と地方の債務残高が、四半期ごとの統計を取り始めた1997年以降初めて民間企業の債務残高を上回った。 政府が景気対策で国債などを発行して借金を重ねる一方、民間の資金需要は伸び悩んでいることを示した。 6月末時点の債務残高は、国と地方が1年前に比べ6.3%増の1035兆2060億円、銀行や信用金庫などの金融を除く民間企業は3.4%減の1000兆2518億円だった。 日銀の統計は国債などの有価証券を時価評価しているため、簿価を基準に財務省が発表している債務残高とは一致しない。財務省は2009年度末の国と地方の長期債務残高について、819兆円程度と発表している。 家計部門の金融資産は0.3%増の1445兆250億円。現金・預金の増加が寄与した。 金融資産の種類別では、現金・預金が07年1~3月期から14四半期連
ゴキブリやバッタの脳組織に強力な殺菌作用があることを、英ノッティンガム大の研究チームが突き止め、英総合微生物学会で発表した。薬剤が効かない多剤耐性菌が問題になる中、チームは新たな抗生物質の候補として期待を寄せている。 熱帯から亜熱帯に分布するワモンゴキブリと、農業被害をもたらすサバクトビバッタの組織を使い、耐性菌のMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)や病原性大腸菌への効果を調べた。その結果、ゴキブリ、バッタとも筋肉や脂肪などに殺菌作用はなかったが、脳や神経などの組織は細菌を90%以上死滅させたという。 9種類の抗菌性たんぱく質を見つけ、多剤耐性アシネトバクターなど、抗生物質がほとんど効かない細菌への効果も調べている。チームは「清潔ではないところにすむ昆虫が、多様な細菌から身を守る力を持っているのは当然だ」と話す。 この発見が、新しい抗生物質の開発に実際に結びつくかは不明だが、チームの研
日本から届いた扇などのおもちゃを前に喜ぶミレーネさん=家族提供 【ベルリン=松井健】3年半前、ドイツの6歳の少女が描いた絵と手紙が入ったビンが、今年6月に日本最東端の島、南鳥島の砂浜に漂着し、自衛隊員が偶然見つけた。10歳になっていた少女は、突然の返信にびっくり。地元の町では「奇跡だ」とちょっとした騒ぎになっている。 2006年秋、ドイツ東部の町コトブスは、町ができて850年になるのを記念し、手紙などを入れたビン850本を船に託して世界中の海に流すことにした。6歳だったミレーネ・クラウツィックさんも、チューリップや太陽の絵を描き、ビンに入れた。そして、それっきりビンのことは忘れていた。 海上自衛隊第61航空隊の輸送機YS11の機関士、西田尚貴さん(34)は今年6月、物資補給に赴いた南鳥島の海岸でゴミ拾いをしていて、ビンを見つけた。危険物かもしれないと思いビンを割ると、絵がでてきた
国際自然保護連合(IUCN)は16日、「幻の動物」とされるウシ科のサオラ1頭が8月、ラオス中部の山間部で捕獲されていたと発表した。1999年にラオスで無人カメラにより確認されて以来となる。 地元住民が捕まえ、数日後に自治体の専門チームがサオラと確認。間もなく死んだという。 長くとがった角と顔の白い線など美しい毛並みが特徴で、90年代前半に新種として確認。IUCNのレッドリストでは極めて絶滅の恐れが高い種とされ、数百頭しか生存していないとみられる。 死骸(しがい)は今後の研究のために保存。当局は住民にサオラを捕獲しないよう呼び掛けている。(共同)
どうしてここまで不人気なのか−。47都道府県を対象にした「魅力度調査」で、埼玉、栃木、群馬、茨城の北関東4県が昨年に続き40位以下を“占有”。茨城に至っては2年連続最下位の不名誉となってしまった。観光資源や自然が豊富で都心から好アクセスにもかかわらず、いつまでたっても魅力が伝わらない理由を探ってみた。(夕刊フジ) 地域や企業のブランド研究とコンサルティングを行う「ブランド総合研究所」(東京)は、都道府県や市町村の認知度や魅力度、イメージなどを調査した「地域ブランド調査2010」を発表した。 全国の消費者3万4257人を対象に、国内1000の市区町村と47都道府県に関する63項目の調査を実施。各地に抱く「魅力」を100点満点で数値化した結果、ベスト10では福岡と長野が入れ替わった以外は前年通りだった。 一方、40位以下の最下位グループも滋賀と福井が入れ替わった以外は前年と同じ顔ぶれで、8県中
文部科学省は、国産の「H2Aロケット」の打ち上げ能力を大幅に向上させる方針を固めた。異なる高度に衛星2基の同時打ち上げを可能とするなど高機能・低価格化で欧露の「世界標準」ロケットと互角の受注合戦に挑む。 01年の1号機以来、初の大幅改良で、宇宙航空研究開発機構と三菱重工業は近くプロジェクトチームを発足、13年度の打ち上げを目指す。大きさは今と同じで、H2Aの名前は継続する。総事業費は161億円。文科省は来年度予算で機体開発費など約22億円を概算要求する。 計画では、2段ロケットエンジンの燃焼と停止を繰り返す「再々着火」を実現。需要の多い観測衛星を太陽同期軌道(高度500~1000キロ)の異なる高度に1基ずつ、エンジンを再燃焼しながら2基投入し、1基当たりの打ち上げ費を3~4割減らす。また、放送通信衛星などは静止軌道(同3.6万キロ)により近い軌道に投入。衛星の軌道変更用の燃料が少なくでき、
小売り大手のセブン&アイ・ホールディングスは16日、伊藤雅俊名誉会長ら創業家から70億円の寄付を受けたことを明らかにした。「従業員の研修施設をつくってほしい」というのが理由で、7月に支払われたという。 セブン&アイは、この寄付を利用して大型研修施設を横浜市に計画中。2012年春の完成をめざしている。 セブン&アイは、伊藤名誉会長の叔父が「羊華堂洋品店」を1920年に開いたのが始まり。伊藤氏は92年まで社長をつとめた。08年にも、自ら保有するセブン&アイ株の一部(総額で時価60億円程度)を、幹部社員ら5千人超に無償で配ったことがある。 今回の寄付で、セブン&アイは、11年2月期単体の純利益の予想を4月時点より70億円多い665億円に上方修正した。修正自体は15日に発表していたが、詳しい理由は明らかにせず、16日になって「伊藤家の了解がとれた」として説明した。(内藤尚志)
昨年の横手大会で割りばしを入れて投票する来場者=横手市提供 B級グルメの日本一を決める第5回B―1グランプリが18、19日に神奈川県厚木市で開かれる。優勝を決めるのは来場者が投票した割りばしの重さ。だが、大会の注目度が高まるにつれ、「不正投票」も指摘されるようになり、公平性の確保が問題になってきた。対策に追われる主催者は「当初の趣旨は町おこしだったのに」と過熱ぶりに戸惑っている。 B―1グランプリは、各地の町おこしグループらがつくる社団法人「愛Bリーグ」が、開催地の自治体らと実行委員会形式で主催。2006年の青森県八戸市での第1回大会から毎年開いている。 第1回は出展10団体、来場者は1万7千人だったが、年々人気が高まり、今回の厚木大会には、富良野オムカレー(北海道)や久留米やきとり(福岡県)など過去最多の46団体が参加の予定。首都圏での開催は初めてで、2日間で30万人の来場
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック「ムーラン・ルージュ」1891年 大阪市は16日、今年末で休館するサントリーミュージアム「天保山」(同市港区)について、サントリーホールディングス(同市北区)から建物を無償譲渡してもらい、当面の運営費などとして7億円の寄付を受けることで合意したと発表した。 市は同社から計約2万点のポスターコレクションの寄贈も受ける。その中には、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックの「ムーラン・ルージュ」1891年など4600点からなる、世界有数の「グランヴィル・コレクション」も含まれる。 市によると、北区中之島に2016年度中の整備を目指している「近代美術館」が完成するまで、同ミュージアムを市所有のコレクションの展示場などに活用する。平松邦夫市長は「サントリー創業の地である大阪の文化振興に貢献しようという提案で、ありがたい」と述べた。(島脇健史)
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