におわないスポーツウエアや介護医療用の服=東京都中央区、南日写す 宇宙服で使われる「汗をかいてもにおいにくい生地」を、東レが来春にも一般発売する。宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同開発した宇宙服をもとにしたもので、宇宙ステーションで1週間着続けられるほど消臭効果が高い。下着では同様の商品があるため、スポーツウエアや作業着向けを狙う。 宇宙ではくズボン用に開発された化学繊維の生地に、洗濯を繰り返しても消臭効果が落ちない特殊な加工をした。汗をかいても、においがほとんど消えるという。 吸水速乾性が高くスポーツウエアに適した「ムッシュオン」、洗濯しても生地が傷みにくく作業着や介護医療用の服に適した「ナノアージュ」の2種があり、アパレルメーカーが縫製して一般向けに発売する。 価格は未定だが、「通常のスポーツウエアの生地と比べ、1〜2割高くなる」(東レ)という。 JAXAは、政府の事業仕
レッドリストで絶滅危惧種に指定されているタイマイ=日本ウミガメ協議会提供 絶滅の恐れがある世界の動植物の最新情報を集めた2010年版「レッドリスト」を国際自然保護連合(IUCN)がまとめた。絶滅危惧(きぐ)種は、評価した5万5926種の動植物の約3分の1に当たる1万8351種にのぼる。09年版より1060種増えた。名古屋市で開かれている生物多様性条約第10回締約国会議(国連地球生きもの会議)の会場で27日、発表した。 09年版は4万7677種を評価し絶滅危惧種は前年比363種増の1万7291種だった。今回の10年版では最も絶滅の危険度が高い絶滅危惧1A類は3565種で、日本近海にも生息するウミガメの一種タイマイやメコン川に生息するメコンオオナマズなど。 IUCNはこの日、過去のレッドリストのデータによる脊椎(せきつい)動物の生息状況についての研究成果も公表した。レッドリストに掲載され
線路上の雪をはね飛ばしながら進むササラ電車=札幌市中央区で2010年10月27日午前5時52分、和田浩幸撮影 真冬並みの寒気が入り込んだ北海道内は、26日深夜から27日未明にかけて日本海側を中心に降雪が続いた。札幌市では最深積雪7センチを記録し、市電の除雪車「ササラ電車」がこの冬初めて出動した。市交通局によると、統計が残る80年以降、10月の出動は初めてという。 ササラ電車はこの日午前4時過ぎに札幌市中央区の電車事業所を出発し、車両の前後に取り付けた竹製ブラシ(ササラ、幅2.2メートル)を回転させて計8.4キロの線路に積もった雪をはね飛ばした。 札幌管区気象台によると、各地の最深積雪は伊達市大滝37センチ▽札幌市南区小金湯22センチ▽豊富町20センチ▽留萌市4センチ▽羽幌町3センチ--など。寒気は27日午後までに東側の海上に抜け、天気は回復の方向に向かうという。【和田浩幸】
ソフトバンクは25日、電話網を光回線による超高速ブロードバンド網に完全に置き換える政府の「光の道構想」について、これらインフラを保有するNTTのアクセス回線部門を分離し、政府と通信会社3社などが共同出資する新会社として光回線の整備を進める新提案を公表した。片山善博総務相にも同日、提出した。 孫正義社長は東京都内での記者会見で「(NTTの回線に)ただ乗りしようとしているとの批判に応えるため、1000億円を出資し、1兆円の負債の返済も引き受ける。たとえ1社でもやる覚悟がある」と述べた。 ソフトバンクは以前から、アクセス回線部門をNTTから分離すれば、2015年までに政府負担なしに光回線を100%普及できると主張しており、新提案で自社が経営責任を負う姿勢を示した。また、分社化後の新会社には政府がNTTの株式2000億円相当を現物出資するほか、3社が1000億円ずつ出し合うという案を示した。 分社
ラゴス(CNN) 国連児童基金(ユニセフ)は26日、アフリカ北部ナイジェリアでコレラが流行し、4万人が感染、1555人が死亡したと発表した。 ユニセフによると、感染者数は昨年の3倍、08年の7倍にも上り、近年で最悪の規模。流行は収束の方向へ向かっているが、北東部などでは依然、新たな感染例も報告されている。 米疾病対策センター(CDC)によると、流行は隣国カメルーンにも及び、数百人の死者が出ている。 コレラはコレラ菌による腸の感染症で、症状は下痢やおう吐、筋肉のけいれんなど。体内の水分が急速に失われ、脱水、ショック症状を起こす恐れがある。CDCによれば、適切な治療を受けないと数時間以内に死亡することもあり得る。世界保健機関(WHO)によると、世界で年間約12万人がコレラにより死亡している。 感染経路は飲料水や食べ物。流行時には患者の排せつ物が感染源となることが多く、下水処理や飲料水供給の施設
ブラックホールから噴き出すジェットのコンピューターシミュレーションの再現画像。中央で渦巻くガスの円盤から上下にジェットが噴き出している。らせん状に巻き付いているのは磁力線(国立天文台提供) 国立天文台と京都大の研究チームが、宇宙のブラックホールから高速で噴き出すガスの流れ(ジェット)を、コンピューターシミュレーションで再現することに成功し、25日発行の専門誌に発表した。 ブラックホールの巨大な重力や周辺のガスの密度、磁場などの条件を設定。スーパーコンピューターで約2週間、何が起こるかを計算させた結果、周辺のガスが渦を巻き、円盤となってブラックホールに引き込まれると同時に、円盤と垂直方向にジェットが噴き出す様子が再現された。ブラックホールのジェットは観測で確認されていたが、メカニズムは不明だった。
地球の中心部にある超高温・高圧状態の「内核」について、主成分である鉄の結晶構造をダイヤモンドを使った実験で突き止めたと、東京工業大や海洋研究開発機構のチームが米科学誌サイエンスの電子版に発表した。 内核は330万気圧以上で、約5千度。この環境で鉄がどんな結晶構造をとるかの見解は分かれていた。研究チームの広瀬敬東工大教授(高圧地球科学)は「内核に相当する状態を再現した実験は初めてで、より実態に近い」としており、地球の深部にまで伝わる地震波の解明などにつながるという。 広瀬教授らは、先端部分を切り落とした2つのダイヤモンドで鉄の粉末をはさんで締め付け、レーザー光を当てて加熱して内核の状態を再現。原子の配列や構造を調べられる大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県佐用町)で解析した結果、六角柱の頂点などに原子が配置された構造で、密度が最も高くなる「六方最密充填構造」を鉄がとっていることが判明した。
【ジャカルタ=郷富佐子】インドネシア各地で25〜26日にかけて大規模な地震が頻発したほか、ジャワ島の火山の噴火危険度が最高レベルに達するなど、国民の不安が高まっている。過去に多数の地震や津波に襲われた西部スマトラ島沖では、マグニチュード(M)7.7の地震後も余震が続き、津波を恐れた住民らが高台へ押し寄せるなどパニック状態に陥った。 地元メディアによると、震源地から78キロで最も近いパガイスラタン島では地震直後に3メートルの津波が沿岸部を襲い、400メートルほど内陸まで押し寄せたという。死者・行方不明者の多くは、津波によるものとみられる。地震直後に発令された津波警報が1時間弱で解除されたことに対する批判の声も出ている。 米地質調査所によると、スマトラ島沖以外にも25日から26日にかけ、スラウェシ、ニューギニア、ジャワなどの各島沖でM4.5以上の地震が起きた。インドネシア科学研究所のダニ・
【バンコク=藤谷健】タイ政府当局は26日、今月中旬からの豪雨による洪水で死者が56人に上ったことを明らかにした。洪水被害は東北部から中部まで34県に広がり、家屋の浸水などで約250万人が影響を受けた。また保健省によると、衛生状態の悪化などから、14万人以上が皮膚病などの病気にかかったという。 26日には、首都バンコク西部を流れるチャオプラヤ川が上流からの流量増加と大潮とが重なり、水位が最も上昇する可能性が高まった。このため政府当局は、上流のダムの放水量を制限したり、運河の流量を増やしたりするなどの緊急対策を講じた。一方で、堤防の決壊の恐れがあるとして、市内周辺の河川敷で土嚢(どのう)を積むなどして、警戒にあたっている。 洪水が2週間以上にわたって続いているため、農業への影響が深刻となっている。今回、東北部から中部にかけての穀倉地帯が洪水被害を受けており、農業省の予想では、30万トン以上
10月26日、ソニーが米アップルによる買収対象の1つになるかもしれないとの観測で、ソニーの株価が同日午後、一時前日比3%近く上昇した。写真は9月、バルセロナ近郊の工場で撮影(2010年 ロイター/Albert Gea) [東京 26日 ロイター] ソニー6758.Tが米アップルAAPL.Oによる買収対象の1つになるかもしれないとの観測で、ソニーの株価が26日午後、一時前日比3%近く上昇した。ただ、実現性は低いとの見方からその後は売り戻され、同0.7%高の2742円で引けた。 この観測は、23日付の米週刊紙バロンズが、510億ドル(4兆1208億円)という豊富な手元資金を持つアップルが大きな買収を考えている可能性があると言及したことがきっかけ。同紙は、アップルのスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)が決算発表後の説明会で、今後、戦略的な機会が出てくる可能性があるため、資金を手元にとどめ
「ゆるキャラグランプリ」に投票する子ども=滋賀県彦根市・夢京橋キャッスルロードステージに立ち、観客に愛敬を振りまくひこにゃん=彦根市・夢京橋キャッスルロード携帯電話の人気投票で1位になった「タボくん」=実行委提供 滋賀県彦根市であった「ゆるキャラまつり」に併せて実施された携帯電話による人気投票で、横綱格の地元の「ひこにゃん」が9位にとどまる波乱があった。 特集ゆるキャラ 1位は滋賀出身の歌手、西川貴教さんがモデルの「タボくん」。ファンが9月の投票開始から票を着実に積み重ね、2万6千票余りを獲得した。 ひこにゃんは会場の記名投票で1位だったが、投票場所を問わない携帯投票ではライバルの集票活動が功を奏したようだ。全国メジャーを狙うキャラの執念、恐るべし。 ◇ ゆるキャラグランプリ結果 ■携帯部門 1 タボくん 26421票 2 唐ワンくん 24240票 3 やなな 16097票
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