尖閣諸島(沖縄県石垣市)の地権者親族で北、南小島の前地権者の栗原弘行氏(65)は9日、サンケイスポーツの独占インタビューに答えた。国有化へ向けて政府により「ポロポロ情報がリークされ、政治家がペラペラしゃべる」と指摘し、「個人パフォーマンスや選挙に利用することだけはやめてほしい」と不快感をあらわに。国有化後の具体的ビジョンがないことにも苦言を呈した。(サンケイスポーツ) 尖閣諸島地権者、栗原國起氏(70)の弟で一族の代弁者でもある栗原弘行氏は、東京都港区の事務所で「兄は兄の考えで東京都などと交渉のテーブルについていると思う」と前置きした上で、政府への不信感が募っていることを明かした。 「(衆院解散・総選挙など)政局が近いといわれるが、東京都の石原慎太郎知事と兄の長い親交の中で動き出した尖閣諸島の問題を、政治家の個人パフォーマンスや選挙に利用することだけはやめてほしい」