「ウッドショック」という言葉が今、住宅業界でさかんにやり取りされている。住宅の柱や梁(はり)などに使う輸入木材の需給が逼迫して価格が高騰し、大きな混乱が生じている状況を指す。なぜ逼迫し始めたのか、いつまで続くのか、国産材は活用できないのか──。問題解決の道筋を探った。米中回復、「買い負けた」日本ショックは木材の輸入が滞ったことで始まった。表面化したのは3月に入ってからだ。世界の木材消費量は
働きすぎや非効率な仕事、環境破壊といえば、いずれも現代社会が直面する深刻な問題だ。新たな選択ができるはずの人間がなぜ、これほどまでに解決にてこずるのか。その原因を「人間は引き算の決断が苦手で、足し算にこだわるから」とする説を米バージニア大学のチームが英科学誌ネイチャーに発表した。整理整頓の難しさが思い浮かんだ人も多いだろうが、「引く」という選択肢を見落とす「思考の欠陥」が人々を翻弄している。い
都市の下水を調べて、新型コロナウイルスの流行状況を調べる取り組みが国内で進んでいる。島津製作所子会社や塩野義製薬はそれぞれ大学と組み、5月中にも高齢者施設や自治体向けの検査サービスを始める。広い地域をまとめて素早く調べて、クラスター(感染者集団)の発生防止や変異ウイルスの監視に役立つと期待されている。感染者の便にはウイルスが含まれる。下水から検体を採取し、ウイルスの遺伝物質の有無をPCR法で分
穴吹興産はキャンピングカーのシェア事業を2022年度に始める。駐車場など都心部の狭小地にキャンピングカーを設置して、平日は会議室や打ち合わせ場所として提供するほか、週末はレジャー需要に対応した設備として貸し出す。新型コロナウイルスの影響で人混みを避けて会議したり、週末を過ごしたりしたいといった需要が増えていることに対応する。高松市や広島市など中四国エリアの都心部を皮切りに事業を開始する。事業開
脱炭素に不可欠な燃料となってきた水素(元素記号H)。最大の課題は膨らむ需要に対応する量をどうつくるかだ。水素の生産手法は主に2つある。天然ガスから分離するか、電力で水を分解して得る。二酸化炭素(CO2)が出ないよう再生可能エネルギーの電力で水素をつくるには、2050年まで毎年8億キロワットの太陽光・風力発電の導入が必要と英エネルギー大手BPはみる。国際再生可能エネルギー機関(IRENA)によ
新型コロナウイルスのワクチン開発で日本は米英中ロばかりか、ベトナムやインドにさえ後れを取っている。菅義偉首相が4月、米製薬大手ファイザーのトップに直々に掛け合って必要なワクチンを確保したほどだ。「ワクチン敗戦」の舞台裏をさぐると、副作用問題をめぐる国民の不信をぬぐえず、官の不作為に閉ざされた空白の30年が浮かび上がる。世界がワクチンの奪い合いの様相を強める中で、国産ワクチンはひとつも承認されて
【ニューヨーク=後藤達也、中山修志】米石油パイプライン最大手のコロニアル・パイプラインは7日、サイバー攻撃を受けて全ての業務を停止したと発表した。メキシコ湾岸から米北東部までの大動脈で、東海岸の燃料消費の半分近くのシェアを占める。停止が長引けば国民生活や経済活動にも影響を及ぼす可能性がある。コロニアルは8日午後(日本時間9日未明)に声明を更新し、「(データ流出などと引き換えに金銭を要求する)ラ
京都、奈良、和歌山の3府県を結ぶサイクリングコース「京奈和自転車道」の未接続区間の整備が完了し、全線がつながった。京都、奈良、和歌山をつなぐ総延長約180㌔のルートで、京都市の嵐山から桂川、木津川沿いを通って奈良市に入り、佐保川、葛城川、吉野川、紀の川沿いを走り、和歌山市の和歌山港までをつなぐ。3府県と京都市が2016年度から整備していた。奈良県内では奈良市から五條市に至る約75㌔を整備してき
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く