ラグビーの第8回ワールドカップ(W杯)イングランド大会は24、25の両日に準決勝が行われる。大会史上初めて南半球勢が4強を占め、アルゼンチンを除く3チームは優勝経験がある。強豪による優勝争いは佳境を迎える。 24日(日本時間25日午前0時)はニュージーランド(NZ、1次リーグC組1位)と南アフリカ(南ア、B組1位)の顔合わせ。W杯では3度対戦し、NZの1勝2敗。7月のテストマッチはNZが27―20で勝っている。大会史上初の2連覇を目指すNZに対し、南アのマイヤー監督は「W杯の後は普通、チームのパフォーマンスは落ちるのだが、むしろ上がってきている。南アが勝つにはベストパフォーマンスをするしかない」と話す。 NZの連続攻撃は迫力十分で防御も穴が少ない。南アは伝統的にタックルが強く防御力は高い。得意のセットプレーを中心に手堅く攻め、ロースコアの試合に持ち込みたい。4大会連続出場のカーター(NZ)