【ワシントン=赤木俊介】米航空宇宙局(NASA)は12日、世界最大の宇宙望遠鏡「ジェームズ・ウェッブ(JWST)」の本格稼働から2年経ったことを記念し、新たな観測画像を公開した。画像には卵を抱くペンギンにそっくりな天体、Arp 142が映し出されている。JWSTは老朽化したハッブル宇宙望遠鏡の後継として21年12月に打ちあがり、22年7月に初観測に臨んだ。これまで銀河同士の衝突によって誕生する
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情報通信研究機構によりますと、今月8日から10日午後4時ごろまでに「太陽フレア」と呼ばれる太陽表面での爆発現象の中でも最大クラスに分類される巨大な爆発が6回にわたって発生しました。 さらに、11日午前10時半ごろ、これまでで最も規模の大きい新たな「太陽フレア」の発生が確認されました。 大規模な「太陽フレア」が72時間で7回発生したのは観測史上初めてだということです。 この「太陽フレア」によって、陽子などの電気を帯びた粒子が大量に放出されていて、地球の磁場が乱れる「磁気嵐」が発生し、日本でも北海道などで「オーロラ」とみられる現象が確認されているということです。 これまでのところ大規模な通信障害などは確認されていないということですが、今後、数日間は通信衛星などの人工衛星やGPSの位置情報、それに短波の無線通信などに影響が出るおそれがあるとしています。 情報通信研究機構宇宙環境研究室の津川卓也
米航空宇宙局(NASA)などは土星の衛星「エンセラダス」から宇宙に水蒸気のように噴出する物質の中に、生命の誕生と関わりの深い「シアン化水素」があることを見つけた。2017年に運用を終えた探査機「カッシーニ」の分析装置で得たデータを調べた。エンセラダスは表面を覆う氷の下に海
京都大学などの研究チームは探査機「はやぶさ2」が小惑星「りゅうぐう」から持ち帰った砂の試料中に、窒素を含む鉱物を見つけた。窒素は生命を構成するアミノ酸やタンパク質の材料になる。今回の発見は地球にも遠くの天体から窒素が届いた可能性を示す。京大の松本徹特定助教らによる研究成果で英科学誌ネイチャーアストロノミーに掲載された。電子顕微鏡で砂の表面を観察したところ、鉄の化合物を見つけた。球状の粒子には
火星の衛星から表面の砂を持ち帰る計画「MMX」について、探査機の打ち上げを2年延期する案が5日に内閣府の委員会で取りまとめられました。 JAXA=宇宙航空研究開発機構が中心となって進めている「MMX」は、探査機を火星の衛星「フォボス」に着陸させて表面の砂を持ち帰り、衛星の起源などを調べる、成功すれば世界初となるプロジェクトで、来年度、2024年度に探査機を打ち上げる計画で進められていました。 5日に都内で内閣府の「宇宙政策委員会」が開かれ、国の宇宙政策の基本方針を示す「宇宙基本計画」で、具体的な開発計画やスケジュールが示された工程表の改定案がとりまとめられました。 この中で、「MMX」については、打ち上げ時期を当初予定していた2024年度から2年遅らせ、2026年度に延期する案が盛り込まれました。 この理由について委員会は、探査機を打ち上げる予定の新型ロケット「H3」がことし3月、初号機の
東京大学などの研究チームは4日、約120億〜130億年前に宇宙にブラックホールが大量に存在した可能性があるとの研究成果を発表した。世界最大の宇宙望遠鏡「ジェームズ・ウェッブ(JWST)」での観測データをもとに、従来考えられていたより約50倍もの量だった可能性を示した。宇宙理論の見直しにもつながりそうだ。東大の播金優一助教らによる研究成果として、5日付の米学術誌「アストロフィジカル・ジャーナル」
太陽系の外側で恒星を周回している6つの惑星について、軌道を詳しく調べたところ、惑星どうしの公転周期に整数からなる簡単な規則性が見つかったと東京大学などの研究チームが発表しました。こうした特徴を持つ惑星系は珍しく、惑星が形成された過程を考える上で、貴重な手がかりになると注目されています。 東京大学の成田憲保教授やアメリカ、スイスなどの国際共同研究チームは、太陽系から100光年ほど離れた「かみのけ座」の方向に、質量と半径が太陽よりも小さな恒星を観測し、これを周回する6つの惑星を見つけました。 この惑星系では、最も内側にある惑星が3周する間にすぐ外側にある惑星は2周、最も内側にある惑星が6周する間に一番外側の惑星が1周するなど公転する周期が簡単な整数の比になる関係性があることが分かりました。 こうした惑星どうしの公転周期の関係性は、ほかの天体との接近や衝突などで簡単に崩れてしまうため、惑星系全体
大阪公立大学などの国際研究チームは観測史上、最大規模のエネルギーを持つ宇宙線を観測した。この宇宙線を構成する粒子を「アマテラス粒子」と名付けた。正体は謎で、発生源をたどれば、天体で起きる新しい現象の発見につながる可能性がある。成果は24日、米科学誌サイエンスに掲載された。宇宙線は天体爆発などで放出される電荷を帯びた微小粒子で、宇宙空間から地球に降り注ぎ、大気と衝突すると、シャワー状に枝分かれし
イタリア国立天体物理学研究所は、木星の衛星「ガニメデ」の表面に塩と有機物があることを発見した。米航空宇宙局(NASA)の木星探査機「ジュノー」の観測結果を解析した。衛星の成り立ちやガニメデにある海の組成の解明につながるという。ガニメデは木星の衛星の中で最も
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