「だが、情熱はある」のドラマから、若林正恭という人間に興味を持ち、早速この本を図書館に借りに行った。 ドラマを見ていても思っていたが、この人は常に何かに不満があり、ずっと何かを深く考え続けている。そして、この世の中を斜に構えて、つまり”ナナメ”に見ている。しかし、歳を取り、様々な経験を積み重ねることで、そんな”ナナメ”な姿にも変化が現れる。つまり卒業する…”夕暮れ”を迎えるのだ。 この本を書いたのがおそらく30代後半、自分の年齢とほぼほぼ同じということもあり、非常に大きな共感を持ってこの本を読んだ。あとがきにもあったが、「青年とおっさんの狭間」…まさにそんな年齢だなと。 若い時みたいにエネルギー全開では頑張れない、文中にもあったが「配られたカードで頑張るしかない」ことを自分自身も最近ひしひしと感じることがある。諦めるのではなく受け入れる。そして「だいたいわかった」…人生なんてそのぐらいで良