今月、小規模な地震が相次いでいる千葉県の東方沖で、地下のプレートの境界がゆっくりとずれ動く「スロースリップ」と呼ばれる現象が起きていることがわかりました。 過去には、この現象に伴い震度4前後の揺れを観測する地震も起きていて、専門家は、念のため、今後の地震活動に注意するよう呼びかけています。 気象庁によりますと、今月、千葉県東方沖で小規模な地震が相次いでいて、3日には千葉県で震度1の揺れを観測しました。 政府の地震調査委員会が11日、開いた会合で、国土地理院や防災科学技術研究所の観測データが示され、房総半島では、今月に入り、GPSによる観測で地盤が南東におよそ1センチずれ動く変化が捉えられたということです。 地震調査委員会によりますと、千葉県東方沖やその周辺では海側のプレートが陸側のプレートの下に沈み込んでいて、これらのプレートの境界がゆっくりとずれ動く「スロースリップ」と呼ばれる現象が起き