今年2020年、世界はコロナ禍に見舞われた。本来、東京オリンピックも開催されていたはずである。オリンピック需要を見込んで、各出版社で沢山の「東京本」が水面下で企画されていた。オリンピックは延期になってしまったものの、多くの個性的な東京本が出版された。 話題を集めた『地球の歩き方』の東京版! 既に大変話題となっている地球の歩き方編集室『地球の歩き方 東京』(ダイヤモンド・ビッグ社)。海外ガイドブックが専門の出版社が意表を突いて出したので、思わず珍書に見えてしまう。『○○の歩き方』というフレーズはしばしばパロディタイトルとして用いられてきている。