平野復興相は7日のNHKの番組で、東日本大震災復興予算の被災地以外での使用を問題視する声があることに関し、「私から見ても、いかがなものかというものもないわけではない。きちんと精査し、来年度予算以降はできるだけ被災地に特化した予算をつくることが必要だ」と述べた。 今後は可能な限り被災地に限定して復興予算を使っていく考えを示したものだ。 政府は、復興予算として2011~15年度の5年間で少なくとも19兆円を見込んでいる。平野氏は、「すでにフェーズ(局面)は変わった。日本の経済は当初想定された衝撃からは脱し、復興予算として計上する必要はなくなった。防災の予算も、額をどこまで限定するかという問題が出てくる」と指摘した。