physとbookに関するsymbioticwormのブックマーク (4)

  • 光子の逆説

    波か、粒子か? その運命は,時をさかのぼって決まるのか──。 量子力学の世界は遠く離れた粒子がテレパシーで連絡し合ったり,未来に起こる出来事が遡って過去に影響しているかのように見える奇妙な現象にあふれている。それは宇宙の始まりや巨大加速器の中といった遠い世界の出来事ではなく,ごく普通の実験室で,机の上に組み立てた装置で見ることができる。 理科の授業で,2つのスリットを通った光が干渉縞を作る実験をした人もいるだろう。あの実験が、基礎研究の進展と実験技術の向上によって、様々に進化した。そうしたダブルスリット実験の進化型によれば、光子はいったん測定されても、その測定の記憶が消されれば、いつでも干渉縞を回復する。その様子はまるで、未来の測定が過去に影響するように見える。 光子の運命はいつ決まるのか。そして因果律は破れるのか。ダブルスリット実験の新たなヴァリエーションが、現代物理学の深淵を照らし出す

    光子の逆説
  • ホーキングのブラックホール〜日経サイエンス2014年7月号より | 日経サイエンス

    COURTESY OF J. SCHNITTMAN NASA Goddard Space Flight Center, J. KROLIK Johns Hopkins University AND S. NOBLE Rochester Institute of TechnologY 数十年越しのパラドックスが再び 今年初めホーキング(Stephen Hawking)が「ブラックホールは存在しない」と語ったと報じられた。このとき彼が語っていたのは,私やあなたが思い浮かべるあのブラックホールではない。光を含めすべてをのみ込んでしまうご存じのあの天体は,誰もが認めるように,これまでどおり真っ黒なままだ。 ホーキングが問題にしていたのは高度に理論的な意味でのブラックホールだ。他の多くの理論家と同じく,ホーキングも物理学の中核を蝕むパラドックスを解決しようとしてきた。「ブラックホール・ファイアウォー

    ホーキングのブラックホール〜日経サイエンス2014年7月号より | 日経サイエンス
  • AXION's Physical Laboratory -Relativity(No.002) contents page-

    ホーム コンテンツ 相対論(No.002) 『「相対論」はやはり間違っていた』はやはり間違っていた 『「相対論」はやはり間違っていた(早坂秀雄、後藤学、窪田登司、他著:徳間書店)』に対する反論です。 このは相対論に対する典型的な誤解が網羅されていた『アインシュタインの相対性理論は間違っていた』の続編とでも言うべきで、輪をかけて混沌としています。その一番の原因は、書はそれほど科学的ではなく、単に思想・信条を吐露しただけという記述も多いからです。そういうわけで、書は前書よりも大部になっているにも関わらず、見るべき部分は少ないと言ってよいでしょう。 なお、あらかじめ述べておきますが、例によって著者達自身を批判するつもりは全く有りませんし、思想・信条についてあれこれ言うつもりも毛頭ありません。 常識をもって相対論を考え直す:森野正春氏 この章で述べている事はただ一つ。 『時計が遅れるという

  • 『宇宙が始まる前には何があったのか?』訳者解説 by 青木薫 - HONZ

    書の著者ローレンス・クラウスは、長年、第一線で活躍してきた宇宙物理学者である。興味のある研究テーマは、彼自身の言葉によれば、「宇宙の始まりから終わりまで」だという。もちろんクラウスは、半分は笑いを取ろうとしてそんな言い方をするのだが、しかしそれは彼の音でもある。クラウスは気で、宇宙の始まりから終わりまでを知りたいと思っているのだ。 クラウスは専門の論文を多数発表しているほかに、一般向けにも多くの著作があり、邦訳されているものだけでも、『物理学者はマルがお好き』、『SF宇宙科学講座│エイリアンの侵略からワープの秘密まで』、『コスモス・オデッセイ│酸素原子が語る宇宙の物語』、『超ひも理論を疑う│「見えない次元」はどこまで物理学か』、『物理の超発想―天才たちの頭をのぞく』、『ファインマンさんの流儀』がある。アメリカではテレビやラジオへの出演も多く、You Tubeで彼の活躍を見ることも

    『宇宙が始まる前には何があったのか?』訳者解説 by 青木薫 - HONZ
    symbioticworm
    symbioticworm 2014/07/03
    “宇宙はおそらく、われわれ人間の期待や願望に沿うようなものにはなっていないのだろう。それでも、そこには見るに値するだけのものがある”
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