今年4月にアナウンサーとして入社する内定を日本テレビから出されていた大学4年の笹崎里菜さんが、東京・銀座のクラブでアルバイトをした経験があったことを理由に内定を取り消されたことは不当として、日本テレビを相手に起こした地位確認を求める訴訟の和解へ向けた協議が7日、東京地裁で行われ、和解が成立する見通しが立った。 裁判所が日本テレビと笹崎さん側の両当事者にアナウンサーとして採用することを織り込んだ和解勧告をする用意があると伝えた。笹崎さん側代理人の緒方延泰弁護士は、アナウンサーとして入社する以外の和解は受け入れるつもりはないとしており、和解成立は日本テレビが笹崎さんの入社を認めることを意味する。 和解成立の時期について、緒方弁護士は「和解がありうるなら、(次回期日の)15日より前であることは間違いない」としており、近日中の和解成立が視野に入っている。今年4月の入社へ“スピード解決”が実現す