駅のホームで見知らぬ女性の腕をつかみ、発車間際の列車の前に一緒に飛び降りたとして、警視庁は5月31日、東京都杉並区浜田山4丁目、私立大学3年川満康成容疑者(20)を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕したと発表した。 高井戸署によると、川満容疑者は31日午前9時25分ごろ、同区永福2丁目の京王井の頭線永福町駅のホームで、区内の無職の女性(59)の背後から左腕をつかみ、普通列車の先頭から数メートル先の線路上に一緒に飛び降りた疑いがある。女性は腰の骨が折れる約2カ月の重傷を負い、川満容疑者も足を打撲した。落ちたのはドアが閉まった後で、気付いた運転士が発車を見合わせた。 同署によると、川満容疑者は同日午前4時ごろまで渋谷で友人と酒を飲んでいたという。調べに「よく覚えていない」と話しているという。