観光地として知られる神奈川県の箱根山の大涌谷付近で今後、規模の小さな噴気などが突発的に噴出する可能性があるとされたことを受け、地元の箱根町は、4日の早朝から大涌谷周辺への立ち入りを禁止することを決めました。 これを受けて箱根町は、4日午前5時から、大涌谷周辺の半径およそ3キロの範囲で、散策路やハイキングコースへの立ち入りを禁止することを決めました。 今後、地震の回数など一連の変化が収まるまではこの措置を続けるとしています。 大涌谷は箱根を代表する観光地でこの大型連休の期間中も連日、大勢の観光客が訪れていました。 箱根町総務防災課の對木雄一課長は「大涌谷は本来、訪れる人に火山活動の息吹を感じてもらうための観光地だが、危険を避けるため立ち入り禁止の措置を取った」と話しています。