零式艦上戦闘機(零戦)の永年保存を目指すゼロエンタープライズ・ジャパン(東京・品川区)は5月23日、零戦の試験飛行などを鹿児島県内で実施すると発表した。熊本地震の影響により延期していたもので、5月27日から3日間、鹿児島空港を離着陸する。最終日は復興支援のため、熊本空港にも着陸する。 5月27日に試験飛行、翌28日にDVD制作用に空撮を実施する。それぞれ鹿児島空港を出発し、鹿児島湾上空を飛行。その後、鹿児島空港に戻る。29日は熊本空港への復興支援に出発し、同日中に鹿児島空港に帰還する。 同社では零戦の動態永年保存を目指し、2013年9月に「零戦里帰りプロジェクト」を立ち上げた。同社によると、現存する飛行可能な零戦の復元機体は全世界で4機で、すべてが米国籍だという。今回公開する機体は三菱重工業(7011)製22型(製造番号:三菱第3858号)で、現在はゼロエンタープライズの米国法人が所有して