執事っぽい人「こちらが本日のデザートです」 僕「わっ! この珍しそうなフルーツ全部食べていいんですか?」 執事っぽい人「もちろんです」 僕「好きなだけ食べていいの?」 …… 僕「はっはっはっは。おいしいなー」 …… 僕「うふふふふふ……」 という夢を見た。いい夢だと思った。実現したいと思う。 (text by 梅田カズヒコ) 珍しいフルーツを買いに…… 珍しいフルーツを買うために 「千疋屋総本店」 「新宿高野」 の両本店に伺うことにした。どちらも東京では有名な高級果物屋である。まるで宝石屋みたいな雰囲気で、かなり高額なものが売っていた(もちろん、果物にしては高額、という意味だが)。 千疋屋も高野もかなりお客さんでにぎわっていたが、大半はお歳暮として使用するものを品定めしているようだった。確かにフルーツって高い値段を出して自分で食べる、といよりは、むしろお世話にった食べさせてあげたい、という