国道204号唐房バイパスの唐房トンネル(佐賀県唐津市)南側坑口前で8月29日、同トンネル工事の安全祈願式が行われた。40年ほど前に工事が凍結された、国鉄呼子線のトンネルを活用する形で整備する。 唐房バイパスは、唐津市内の唐房地区と鳩川地区を結ぶ1.9kmのバイパス道。住宅が密集していて道路幅が狭いエリアを避けるルートで、唐津中心部から東松浦半島北部の呼子方面へのアクセス改善を図る。1997年、呼子線の旧予定地を活用して同バイパス道を整備する構想が浮上した。 2005年から事業に着手しており、このほど唐房トンネルの工事も着工。単線(1車線)分の幅しかない現在のトンネルを拡張して2車線にする。一部の道路用地の買収が完了していないため、バイパス道の使用開始時期は決まっていない。