日本映画に「海外で大絶賛!」というキャッチコピーがあっても、具体性やプライズの内訳がないばあい、それはフォックスやワーナーやUIP(など)の海外映画部のアジア担当のバイヤーさんがとっても気に入ってくれた──ていどの話だと思われます。(憶測です。) わが国で「海外で大絶賛!」を常用したのは、言うまでもなく日本をだいひょうする映画監督の園子温監督です。 ほんとは「担当さんがすごく気に入ってくれた!」ですが、それだとキャッチフレーズとして弱いため、かたっぱしから「海外で大絶賛!」と謳ってしまった、わけです。 その結果、まるで園子温がほんとに海外で大絶賛されているような錯覚を観衆に植え付けてしまった──のでした。 さいわい、このほど公開された海外進出第一弾のPrisoners of the Ghostland(2021)(の大コケ)によって「海外で大絶賛!」がマスコミの盛り報道だったことを自ら証明
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