匂いというものがある。実家の匂い、恋人の匂いなどそれぞれに匂いがあり、街にも匂いは存在する。海辺の街は潮の匂いがし、飲屋の多い街は焼き鳥やお酒の匂いがするだろう。 もちろんそれは日本に限った話ではなく、海外にも匂いはある。タイにはタイの匂いがあり、フランスにはフランスの匂いがあるのだ。というか、あったのだ。騙されてフランスに匂いを嗅ぎに行ったのだ。正しくは行かされたのだ。
かつて一斉を風靡した人気者や、世間の話題をさらったスポット。それらはいま、どうなっているのだろうか? 例えば「レッサーパンダの風太くん」「東京スカイツリーの展望台」「行列のできる超人気ドーナツ店」などなど。 当時は何時間も行列に並ばないと出会えなかった人気者たち。ブームが一段落した今なら待たされることなく堪能できるかもしれない。そんな「かつての行列スポット」の今を訪ね、現在の行列状況と待ち時間を検証してみた。
今日の主役は右写真、“あれ”である。 皆さまも一度とならず何度もお世話になっていることだろう。 食パンを買うと袋を留めるためについてくるあれだ。あれがないと僕らの暮らしぶりはどうだろう。食パンはすぐにカピカピになってしまう。あれのおかげで僕らは今日もパンをおいしく食べられる。 僕らの朝はあれがあることによって成り立っていると言っても過言ではない。 そんな大事なあれなのに、名前すら知られていないなんてちょっと寂しいじゃないか。 今日はあれを巡る冒険に出ることにしました。 (text by 梅田カズヒコ) アレの正式名称は… アレの名前はバッグ・クロージャーと呼ぶらしい。そんなかっこいい名前があるなんて知らなかった。ずいぶん慣れ親しんだ友人に別の名前があったと知っても腑に落ちないところがあるように、いきなり“あれ”をバッグ・クロージャーと呼ぶにはちょっと突然すぎて頭に入ってこない。 そこで、だ
1978年、東京都出身。漂泊の理科教員。名前の漢字は、正しい行いと書いて『正行』なのだが、「不正行為」という語にも名前が含まれてるのに気付いたので、次からそれで説明しようと思う。 前の記事:山頂で集合する登山がアツい > 個人サイト まさゆき研究所 新棟
先頃、生きているダイオウイカの水中映像が撮影されて各所で大いに話題になった。ダイオウイカといえば誰もが知る深海の巨大なイカである。 しかしその映像史に残る成功の立役者として、もう1種類の巨大イカがいたことはあまり知られていない。ダイオウイカをおびき寄せる餌となった「ソデイカ」である。 今回はあえて、そのソデイカにスポットを当ててみたい。
1971年東京生まれ。イラストレーター。ドクロ服、ドクロ雑貨集めに情熱を燃やしすぎている。ほかにはワニ、ウツボ、ハダカデバネズミなど毛の生えていない動物も好む。著書に「しろねこくん」、「ココロミくん」、「ひとみしり道」、「ばかスイーツ」などがある。(動画インタビュー) 前の記事:手袋をタコにする
世界遺産、と聞いて何を思い浮かべるだろうか。 京都や奈良の社寺だろうか。あるいはヨーロッパの教会やお城だろうか。多少の個人差はあれど、まぁ、いずれにせよ古いモノが頭に浮かんだ方は多いと思う。 しかしフランスの「ル・アーヴル」という町は一味違う。第二次世界大戦後に作られた、モダン都市が世界遺産なのである。 1981年神奈川生まれ。テケテケな文化財ライター。古いモノを漁るべく、各地を奔走中。常になんとかなるさと思いながら生きてるが、実際なんとかなってしまっているのがタチ悪い。2011年には30歳の節目として歩き遍路をやりました。2012年には31歳の節目としてサンティアゴ巡礼をやりました。(動画インタビュー) 前の記事:スペイン北部のマイナー世界遺産巡り > 個人サイト 閑古鳥旅行社 Twitter
長らく農耕中心の生活を送ってきた日本には(ま、海外もそうかもしれないけど)豊作を祈ったり、感謝したりするためのお祭りが多い。 中でも新潟県長岡市の「米百俵まつり」山形県米沢市の「米澤米まつり」山梨県武川市の「むかわ米米まつり」秋田県由利本荘市の「米まつり」などなど……「お米」をテーマにしたお祭りというのは各地で開催されている。やっぱ米は日本人の心ですからねぇ。 そんな「お米」祭りの中でもひときわ気になるお祭りを発見してしまった。それが茨城県桜川市で行われる「大飯(おおめし)まつり」。要は名前の通り、みんなで集まって大飯を食らうというイベントらしいんですが……何ソレ、フードファイト的なこと? とりあえず見に行ってきたんですけど、色々すごかったです。 1975年群馬生まれ。ライター&イラストレーター。 犯罪者からアイドルちゃんまで興味の幅は広範囲。仕事のジャンルも幅が広過ぎて、他人に何の仕事を
「漫画に出てくる料理を再現!」「アニメに出てくる料理を再現!」……というのはよくあるネタですが、「あの歌の料理を再現!」というのはあんまりやってる人はいないんじゃないでしょうか。 ……というわけで今回は、かの有名なクッキング・ソング「おべんとうばこのうた」を再現してみました! 1975年群馬生まれ。ライター&イラストレーター。 犯罪者からアイドルちゃんまで興味の幅は広範囲。仕事のジャンルも幅が広過ぎて、他人に何の仕事をしている人なのか説明するのが非常に苦痛です。変なスポット、変なおっちゃんなど、どーしてこんなことに……というようなものに関する記事をよく書きます。(動画インタビュー) 前の記事:からくりから木製スーパーカーまで!? なんだかスゴイ家具工場 > 個人サイト Web人生 峠の釜めし、だるま弁当、とりめし、上州D51弁当……有名な弁当はたくさんありますが(群馬の駅弁しか知らん!)、
おもちゃなんて買いたくない。 おもちゃをねだる2才の娘に「それはいいね、じゃあ作ってあげよう」とぼくはダンボールでニセモノを作ってあげている。 だがいつのまにかダンボールは飽きられ、また既製品をねだるようになった。 まずい。ここらでひとつすごいの作って見直させたい。そう思ってダンボールでリカちゃん人形を作ることにした。
「元々は江戸時代のまんなか、吉宗の時代にできた刻みたばこのお店です。そのうち、このたばこの保管箱の内側にしく油紙を使ってレインコートを作ったんですね。 今で言うポケットコートみたいなもので、参勤交代のお武家さまが使ったそうです。 それが雨具に入っていくきっかけですね。 明治維新が終わって、洋傘の時代になるんですが戦争で一度店はたたみます。 その後、うちの父の九代目が帰ってきたのが昭和24年、シベリア抑留のため4年間遅かったんですね。そのころには他の傘屋さんはみんな立ち上がっていて、材料とりっこ状態でマーケットもできあがっていた」 一体どうしたことだ。ビニール傘のことを聞いたつもりが、暴れん坊将軍が出てきた。吉宗、明治維新、シベリア抑留、なんというスケールのでかさ。そしてこのシベリアの出遅れスタートから傘に革命がもたらされる。
以前、石膏で自分の顔型をとった。ライフマスクというやつだ 1年ちょっと前のこの工作記事のときに作ったものだが、これ以降、特になにかに利用することもなく、ただ自宅に置いてあるだけ。 なにかに使えないか……、なにかに。 この季節だし、祭りで売ってるお面っぽいものを作ってみようか! 祭りでつけててもそんなに不自然でもなく、それでいて顔面にフィットするようなお面を。
実はこのサボ、鉄道ファンの間ではけっこうな高値で取引されるコレクションアイテムである。 むかし、ちょっと欲しいな、と思ってヤフオクで検索してみたことがあるけれど、ぼくのような中途半端な鉄道好きがふざけて購入できるようなシロモノではなかったため、諦めたことがあった。 ところが地主くんは、草むらの中からこのお宝を偶然見つけたにもかかわらず「生垣の中によく分からない物が落ちていた」と一言で片付けており、全くその価値に気づいてない風であった。 しかも、記事中で「どうぞ拾いに行ってください」と言わんばかりにサボの落ちていた場所をご丁寧にマッピングしてあった。
街のいたるところに設置されている自動販売機。 最近じゃ、買いに来た人の顔を読み取って年齢や性別などを判断し、それに合わせた商品を表示してくれるハイテクな自動販売機なんかもあるらしいですね。「確かにオレはおっさんだけど、少女のようなジュースを飲みたいんだ!」みたいなトラブルはないのかなーって思いますけど。 さて、そんなハイテク化の波に逆行するような、超・アナログな自動販売機が沢山設置されているお店があるらしいので、今回はそこに行ってみました。 1975年群馬生まれ。ライター&イラストレーター。 犯罪者からアイドルちゃんまで興味の幅は広範囲。仕事のジャンルも幅が広過ぎて、他人に何の仕事をしている人なのか説明するのが非常に苦痛です。変なスポット、変なおっちゃんなど、どーしてこんなことに……というようなものに関する記事をよく書きます。(動画インタビュー) 前の記事:自衛隊機で武装した喫茶店を発見!
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