次の資料に記載がある。 ■『小林一三:時代の十歩先が見えた男』(北康利/著 PHP研究所 2014.6) 「日本初のターミナルデパート・阪急百貨店」に次の記載がある。 「阪急マーケットを“阪急百貨店”と改称し、昭和四年(一九二九)四月十五日、にぎにぎしく開業した。(中略)百貨店の中に併設された大食堂の評判も上々だった。食堂の人気メニューは日本人が大好きなカレーライス。そのカレーライスにかけてもらうため、卓上にウスターソースを置いていた。するとライスだけを注文し、それにソースをかけて食べる客が出てきた。それが誰言うとなく“ソーライス”と呼ばれるようになっていく。ソース・ライスの略であった。」(p.146-148) 小林一三は「<ライスだけのお客様歓迎します>という紙を食堂の入口に貼らせたのみならず、何と新聞広告に“当店はライスだけのお客さまを、喜んで歓迎いたします”という言葉を入れさせた。(
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