2007年03月22日 23:00 元々世界でも大手の石油産出国が集まる中東諸国だが、昨今の原油高によってさらに巨万の富を得て経済は活性化の一途をたどっている。イラン・イラク情勢をのぞけば中東からの報道は景気の良い話ばかりで、中東諸国の富裕層による「日本買い」を「オイルマネーがやってきた」と比ゆする言葉も個人投資家の間に定着しつつあるほど。そのような情勢の中、特に景気の良いサウジアラビアでの社会情勢にスポットライトを当ててみることしよう。ターゲットはサウジアラビアのニートたち。しかし日本のニートとはワケが違う。いわばネオニートと呼ばれる階層の、もしかしたらさらにその上を行く人たちかもしれないのだ。 ●「ニート」の定義 まずはニートの定義。イギリス政府が労働政策上の人口の分類として定義した言葉で「Not in Education、 Employment or Training」(教育も受けよ