photogenic blue note "We cannot all do great things, but we can do small things with great love." 空間Xがあるとしよう。この空間上に定義された関数を考える。この関数がどんなものかについては、漠然と、Xの一部分Aについて、Aの範囲で積分を計算できる、ぐらいに思っておく。もちろん、Xの一部分と言えるものは、いろいろありえる。なお、いま言った「積分」がどんな積分かは、ここでは厳密には考えないことにする。 しかも、この関数を、X全体で積分すると、1になるとしよう。そういう関数だけを考える。 X上に定義された関数で、X全体で積分すると1になるものは、無数にある。これら無数にあるものの上に、確率分布を定義することができる。本当にできるのかどうかは、ここでは気にしないことにする。とにかく、できる。 ディリク